田久保市長「学歴詐称」疑惑をわかりやすく時系列で総まとめ【2025年9月版】

田久保市長「学歴詐称」疑惑をわかりやすく時系列で総まとめ【2025年9月版】

「結局、何が起きたの?」――ニュースが多くて混乱しがちな田久保市長の“学歴”疑惑。

最初の指摘からご本人の「除籍」公表、百条委の認定、不信任可決、そして議会解散までを、見出し付きで順番にたどります。

キーワード(除籍・百条委・不信任など)もかみ砕いて説明し、確定している事実と、まだ結論が出ていない点を分けて整理。

さらに、今後の焦点(市議選のスケジュール感や複数の告発の行方)も短くチェックします。

目次

田久保市長「学歴詐称」疑惑の要点を3行でまとめ

引用元:X

静岡県伊東市・田久保真紀市長の「東洋大卒」表記に食い違いが発覚。ご本人は“除籍”だったと説明し、大学側も「未卒業者に卒業証書は発行しない」と表明。

市議会の百条委は「故意に偽った」と認定し、9/1に不信任決議&刑事告発。その後も疑惑の“卒業証書”を巡り9/9に4件目の告発

9/10、市長は議会を解散。40日以内に市議選の見込み。市役所には苦情が相次ぎ、市政は混乱。

まず「何が問題?」を超シンプルに

田久保市長は選挙時の経歴票や市の広報で「東洋大学法学部卒業」と表記していました。

のちに実際は“卒業ではなく除籍”と判明。大学側も「未卒業者に卒業証書は発行しない」と説明しています。

問題の核心は表記と事実の齟齬です。

時系列(主要な出来事)

5/25:伊東市長選で田久保氏が初当選(投票日25日、26日に当選報道)。

6月上旬:匿名文書が届く

議長宛てに田久保市長の同級生と名乗る人物から「東洋大学卒ってなんだ。中退どころか除籍だったと記憶している」といった内容の文書が普通郵便で届きました。

6/11:公式サイトで「怪文書に応じない」「経歴に間違いはない」と発信。

6/28:本人の大学照会で「除籍」と把握(百条委での答弁趣旨)。

7/2記者会見で「除籍判明」を公表。

7/8:一度は辞任・出直し選の意向を表明。のち撤回。

7/31:一転して続投を表明。

7月下旬:第二の告発文書が届く

内容は「卒業できない田久保さんが可哀想なので余興で卒業証書を作って渡した」でした。

しかし、素人が作るクオリティではなかったと指摘。

8/13百条委に出頭するも、答弁がかみ合わず「ゼロ回答」と報じられる。

8/29:百条委が「故意に偽った」と認定する報告書を公表。

9/1:市議会が不信任決議(全会一致)を可決し、地方自治法違反で刑事告発。別途公選法違反の告発受理報道も。

9/9:議長・副議長が、“卒業証書”チラ見せを巡って偽造私文書等行使の疑いで4件目の告発を提出。

9/10:田久保市長が市議会を解散(不信任への対抗措置)。国内外メディアが報道。

9/12苦情・意見が累計1万件超と地元局が報道。

9/12:Xではっきりと除籍とリプライしたことで炎上

いまどうなっている?(2025年9月中旬時点)

  • 議会解散により、市議選は40日以内に実施される見込み(一般原則)。選挙日程は選管告示で確定。
  • 一方で、刑事告発は複数(少なくとも3〜4件)受理されており、捜査の行方が注目されています。

※捜査は進行中で、有罪・無罪の結論は出ていません。本稿は各メディアの報道・公式発表に基づく事実関係の整理です。

よくある疑問Q&A

Q1. “学歴詐称”は犯罪?
A. それ自体が直ちに刑事罰になるわけではありません。ただし、選挙の経歴票などで虚偽の公表があれば公職選挙法違反に問われ得ます。実際に公選法違反・地方自治法違反などで告発が受理されたと報じられています。

Q2. “卒業証書”問題は?
A. 大学は「未卒業者に卒業証書は発行しない」と明言。議長・副議長に見せたとされる文書を巡り、偽造私文書等行使の疑いで9/9に新たな告発(4件目)が出ています。

Q3. 市長はこの先どうなる?
A. 解散後の新議会で再び不信任が可決されると、地方自治法上市長は失職となります(再解散は不可)。当面は市議選→新議会の構成が最大の分岐点です。

まとめ

争点は「表記された“卒業”と、実際の“除籍”の食い違い」。大学の公式見解も踏まえ、百条委は“故意性”を認定

政治判断としては“辞職”ではなく“議会解散”に踏み切り、舞台は選挙へ移りました。

今後は市議選の結果と、各告発の捜査が進展のカギになります。

スポンサーリンク
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次