前橋市長・小川晶氏の辞職と出直し選挙をめぐり、注目を集めている前橋市長選。
その中で、市議会の自民党系2会派が支援し立候補を表明しているのが、弁護士の丸山彬(まるやま・あきら)氏です。
「弁護士丸山彬ってどんな人?」
「なぜ前橋市長選に出るの?」
そんな疑問を持った人向けに、丸山彬氏の経歴や人物像、今回の市長選での立ち位置をわかりやすくまとめました。
弁護士・丸山彬とはどんな人物?

丸山彬氏は、群馬県前橋市出身の弁護士で、2025年実施予定の前橋市長選に立候補している人物です。
年齢は39歳。
弁護士としての実務経験に加え、地域経済や若手経済人団体でも活動してきました。
今回の前橋市長選では、市議会の自民党系2会派が支援する候補として注目されています。
丸山彬の経歴・学歴まとめ

丸山彬氏は前橋市出身。祖父と父も弁護士という法律一家に生まれ育ちました。
学歴
- 群馬県立前橋高等学校 卒業
- 慶應義塾大学 経済学部 卒業
- 明治大学 法科大学院 修了
- 早稲田大学 ビジネスファイナンス研究センター
Executive MBA essence(Global)修了
法律だけでなく、経済・経営・金融分野も学んでいる点が特徴です。
弁護士としての経歴
- 2017年から群馬弁護士会に所属
- 民事・刑事を問わず幅広い分野を担当
特定分野に偏らず、生活に密着した法律問題から刑事案件まで経験してきた弁護士とされています。
地域・経済分野での役職
- 東和銀行(前橋市) 社外取締役
- 一般社団法人「太陽の会」(前橋市) 監事
- 前橋青年会議所 監事
法律家としてだけでなく、地域経済や若手経済人ネットワークにも関わってきた点は、丸山氏の大きな特徴です。
SNS動画「me bu ku TV」を中心となって運営

丸山氏は、太陽の会に所属する広報部会のSNS動画チャンネル
「me bu ku TV」の制作を中心となって手掛けています。
「me bu ku TV」では、
- 太陽の会の活動PR
- 前橋中心街で開かれるイベントの取材
- まちづくりに関する講演会の紹介
- 起業した若者を追うルポ企画
など、幅広いテーマを扱い、前橋の“今”を発信しています。
この活動からは、単なる弁護士・候補者ではなく、
地域の動きを自ら取材・発信する当事者型の関わり方がうかがえます。
前橋市長選に立候補した背景
今回の前橋市長選は、小川晶前市長が市職員とのホテル面会問題を受けて辞職し、その後「出直し立候補」の意向を示したことで注目を集めています。
この動きを受け、すでに市長選への立候補を表明しているのが以下の3人です。
- 小川晶 前市長(出直し立候補を表明)
- 弁護士・丸山彬氏(市議会自民党系2会派が支援)
- 元市議・店橋世津子氏(共産党推薦)
丸山氏は、こうした混乱の中で「市政の信頼回復」や「安定した行政運営」を掲げる候補として位置づけられています。
丸山彬が語った立候補理由と政策ビジョン
丸山彬氏は、ホテル面会問題で前橋市の小川晶市長が辞職したことに伴う市長選について、2024年11月28日に立候補を正式に表明しました。
前橋市本町の空き店舗で記者会見を開いた丸山氏は、
「前橋の分断、イメージ低下を一刻も早く解消し、ピンチをチャンスに変えて世界に誇れる前橋を作りたい」
と語り、市長選への初挑戦に強い意欲を示しています。
小川氏の問題については、
「人間は誰もが完璧ではない。そのこと自体を責める気はない」としつつ、「子どもに誇れる前橋と言えなくなっている」と立候補の動機を説明した。
前橋市長選挙、39歳弁護士が出馬表明…ホテル問題は「人間は誰もが完璧ではない」 : 読売新聞
また、自身の長所については「バランス感覚」を挙げ、
「前橋を団結させたい」
と強調。政治経験がない点についても、
「この危機を乗り越えるには、経験がない方がうまくいく」
と語っています。
評価している政策と掲げる施策
政策面では、小川氏が進めてきた子ども政策を一定程度評価した上で、
- 不妊治療の支援拡充
- 産後ケアの充実
などを掲げました。
さらに、中心市街地で進む民間主導の街づくりを踏まえ、
「経済を循環させ、エネルギーが満ちあふれる街にするため、縁の下の力持ちになる」
と述べ、調整役としての市政運営を目指す考えを示しています。
まとめ
弁護士・丸山彬氏は、前橋市長選に立候補している39歳の弁護士で、市議会の自民党系2会派が支援する候補者です。
小川晶前市長の辞職と出直し立候補という異例の展開の中で、
「丸山彬とは何者なのか」
「どんな市政を目指すのか」
に今後さらに注目が集まることは間違いありません。
選挙戦が進むにつれ、政策や詳しい経歴が明らかになっていく可能性もあり、引き続き動向を追う必要がありそうです。

