近年、SNSでの発言をきっかけに再び注目を集めているスタンダップコメディアンのぜんじろうさん。
名前は知っているものの、「どんな人なのか」「今は何をしているのか」と気になった人も多いのではないでしょうか。
この記事では、ぜんじろうさんのこれまでの経歴と現在の活動を整理しながら、スタンダップコメディアンとしての素顔に迫ります。
ぜんじろうとは何者?

ぜんじろうはさんは、日本ではまだ珍しいスタンダップコメディを主軸に活動してきたお笑い芸人です。
テレビ中心のお笑いとは一線を画し、一人で舞台に立ち、自身の視点や社会への問いを笑いに変えるスタイルを貫いてきました。
発言が話題になることもありますが、それは単なる挑発ではなく、スタンダップコメディという表現ジャンルの特性によるものだといえます。
ぜんじろうの経歴まとめ
ぜんじろうさんは1968年1月30日生まれ、兵庫県姫路市出身。
1987年に上岡龍太郎の弟子として芸能界入りし、関西を中心に活動をスタートさせました。
1990年代前半には関西ローカル番組でブレイクし、「平成の明石家さんま」と呼ばれるほどの人気を集めた時期もあります。
しかし、その後東京へ進出するも、自身の芸風とテレビ中心の芸能界とのズレに直面します。
1999年にはアメリカ・ロサンゼルスのスタンダップコメディコンテストで受賞。
この経験をきっかけに、活動の軸を海外にも広げていくことになります。
コンビ時代のぜんじろう|漫才で注目を集めた若手時代
林正之助『エンタツ・アチャコの再来じゃ!』…大本命だった130Rを抑えて、最優秀新人賞を獲得したのは、月亭かなめ・ぜんじろう
— Hopegenki (@Hopegenki1) January 11, 2026
『第10回ABCお笑い新人グランプリ』(1989.1.16 ABCホール) pic.twitter.com/7wzPNE9U2f
ぜんじろうはピン芸人として知られる一方で、若手時代には漫才コンビとして大きな注目を集めた経験があります。
吉本興業所属時代、同事務所の月亭かなめと「かなめ・ぜんじろう」という漫才コンビを結成。
コンビ結成から間もない1988年には「今宮子供えびすマンザイ新人コンクール」で福笑い大賞を受賞し、翌1989年には「ABCお笑い新人グランプリ」で最優秀新人賞を獲得しました。
この年は、上方漫才大賞新人奨励賞や上方お笑い大賞銀賞も受賞するなど、関西若手芸人の中でもトップクラスの評価を受けていた時期です。
当時の放送を見た吉本興業の関係者からは、往年の名コンビになぞらえた評価が語られたこともありました。
しかし、急激な成功の反動によるプレッシャーなどもあり、かなめ・ぜんじろうはほどなくして解散。
ぜんじろうは再びピン芸人として活動を続ける道を選びます。
このコンビ時代の経験は、のちにスタンダップコメディという「一人で立つ表現」へと向かう過程において、重要な原点の一つだったといえるでしょう。
スタンダップコメディアンとは?
スタンダップコメディとは、欧米を中心に発展してきた話芸のジャンルです。
社会問題、政治、日常の違和感などをテーマに、一人で語り、観客と直接向き合うのが特徴です。
日本のお笑いがコンビやコント、内輪的な文脈を重視する傾向があるのに対し、スタンダップコメディは
「個人の視点」
「社会への風刺」
を重視する文化があります。
ぜんじろうは、このスタンダップコメディの考え方に強く共鳴し、日本での普及にも取り組んできました。
8月16日(金)Newスタンダップコメディアンの皆さんとのライブです。ワークショップでスタンダップの勉強会もコツコツやっています。予約していらしてください!
— ぜんじろう (@zenzenjiro) August 13, 2024
開演:18時30分
料金:2,000円(1dk別)
場所:U village(ゲストハウス)
住所:大阪府北区中崎1-6-15 3F
予約:zenjiro@sky.dti2.ne.jp pic.twitter.com/xwKlhNa8BB
芸能界との距離と転機
過去のインタビューで、ぜんじろうは自身の芸風を「マニアック」と表現しています。
テレビでは「自分を出さないほうが求められる」という現実に直面し、葛藤を抱えた時期もあったと語っています。
そうした経験を経て、テレビ中心の活動から距離を取り、
・海外での公演
・自主的な表現活動
へと舵を切りました。
この選択は、表舞台から消えたというよりも、表現の場所を選び直した結果と見ることができます。
現在の活動|海外とスタンダップコメディを軸に
現在のぜんじろうは、スタンダップコメディアンとして国内外で活動を続けています。
アメリカ・シカゴをはじめとする海外公演では、観客を巻き込む軽快なトークと社会風刺を交えたスタイルが評価されています。
また、日本スタンダップコメディ協会の立ち上げにも関わり、日本ではまだ馴染みの薄いスタンダップコメディ文化の発信にも力を入れてきました。
SNSでは、海外のコメディ文化や権力者を風刺する表現について言及することもあり、その発言が話題になることがあります。
アメリカ🇺🇸のシカゴに到着。ひさしぶりのシカゴ。シカゴ – オヘア国際空港が、すごく綺麗になってました。 pic.twitter.com/iDBJf0lVbx
— ぜんじろう (@zenzenjiro) October 8, 2023
本日の5月4日(土)『Saturday Night Zenjiro Show』 は、深夜12時すぎ(日本時間)からアメリカ🇺🇸シカゴのホテルで生放送です。またいきなり災難にあってます。You tubeチャンネル「The Daily Zenjiro Show 」で見れます。
— ぜんじろう (@zenzenjiro) May 4, 2024
チャンネル登録もお願いします
↓ https://t.co/BOqqFQsESi pic.twitter.com/1SGBh0AAp9
なぜ発言が注目されやすいのか
ぜんじろうの発言が注目されやすい背景には、
スタンダップコメディが本来持つ「社会を映す鏡」という役割があります。
欧米では、政治家や権力者を笑いで風刺することは珍しくありません。
ぜんじろう自身も、そうした文化の中で培った感覚を、日本語の表現として発信しているといえます。
そのため、日本の文脈では強く受け取られることがあっても、本人の中では一貫した表現の延長線上にあると考えられます。
「ぜんじろうは、ツイッターで誰かれなく噛みつく!」と、ご指摘・ご批判をいただくんですが、僕は社会的に弱い立場の方は揶揄しません。茶化す相手は”社会的強者”です。でも、僕には専門知識が無いので、何か特定されたことを主張する代わりに、ちょっとした"ユーモア"を入れていきたいと思ってます
— ぜんじろう (@zenzenjiro) December 6, 2021
「さもしい顔して弱者のフリをして得をしよう、そんな国民ばかりになったら日本国は滅びてしまいます」と言った高市氏ですが、実際は「さもしい顔して、被害者のフリをして少しでも得をしよう、そんな総理大臣になったら日本国は滅びてしまいます」でした(笑)https://t.co/7B4BlV4T2E
— ぜんじろう (@zenzenjiro) February 5, 2026
ぜんじろうの素顔とは?
過去の発言やインタビューを通して見えてくるのは、
・成功も挫折も包み隠さず語る
・自分の立ち位置を冷静に分析できる
・笑いの役割を真剣に考えている
という人物像です。
刺激的な言葉だけが切り取られがちですが、その背景には、長年にわたり笑いと向き合ってきた表現者としての一貫性があります。
まとめ
ぜんじろうは、単なる「物議を醸す芸人」ではなく、
スタンダップコメディという表現手法を通して社会と向き合い続けてきた人物です。
過去のブレイク、葛藤、海外での経験、そして現在の活動。
それらを知ることで、発言の見え方も大きく変わってくるかもしれません。
今後も、ぜんじろうのスタンダップコメディアンとしての活動に注目が集まりそうです。

