イランの最高指導者ハメネイ師の後継者として、次男のモジタバ・ハメネイ師の名前が取り沙汰されています。
しかし、多くの人が疑問に思うのが
「なぜ長男ではないのか?」
という点です。
この記事では、モジタバ師とはどんな人物なのか、そしてなぜ長男ではなく次男が後継候補とされているのかを分かりやすく解説します。
ハメネイ後継者はなぜ次男?長男ではない理由
イランの最高指導者は本来、世襲で決まるわけではありません。
後継者は宗教指導者で構成される「専門家会議」によって選ばれる仕組みとなっています。
そのため「長男だから後継者になる」というルールは存在しません。
実際には宗教的な影響力や政治的な支持、軍との関係などが重要視されるとされています。
ハメネイの長男はどんな人物?
モスタファ・ハメネイは1965年生まれとされるイランのシーア派聖職者で、最高指導者アリー・ハメネイ師の長男です。
出生地はイラン北東部のマシュハドで、宗教教育を受けた後、シーア派神学の中心地として知られる聖地コムの神学校で学びました。現在もコムに居住し、神学校でイスラム法学の授業を教えているとされています。
若い頃にはイラン・イラク戦争に参加した経験があるとも伝えられています。
モスタファ師は聖職者として活動していますが、政府の役職に就いたことはなく、政治の表舞台に登場することもほとんどありません。イラン最高指導者の事務所でも重要な公的役職には就いていないとされています。
イランメディアによると、父アリー・ハメネイ師は息子たちが政府の公職に就くことを禁じているとされ、モスタファ師もその方針に従って政治の中心には関わっていないとみられています。
そのため、後継者問題が議論される中でも、長男であるモスタファ師の名前が強く取り沙汰されることは比較的少なく、代わりに政治・宗教界との関係が強いとされる次男モジタバ・ハメネイ師が有力候補として注目されてきました。
ハメネイ師の家族構成は?息子は何人いるのか
イラン・タスニム通信はイラン最高指導者アリーハメネイ師の言葉を引用「私たちは今日、力強く行動しなければならない。そして、神のご意志があれば、私たちはそうするだろう。」と報じた。 pic.twitter.com/7sqqh373kz
— G@INTJ (@sas_0192335_age) June 17, 2025
イランの最高指導者だったアリー・ハメネイ師には、複数の子どもがいることが知られています。
特に息子は4人いるとされ、次の人物が確認されています。
・モスタファ・ハメネイ(長男)
・モジタバ・ハメネイ(次男)
・マスード(モフセン)・ハメネイ
・メイサム・ハメネイ
この中で、次期最高指導者の後継候補として名前が取り沙汰されていたのが、次男のモジタバ・ハメネイ師です。
モスタファ・ハメネイ(長男)
モスタファ・ハメネイは1965年生まれとされる宗教指導者で、ハメネイ師の長男にあたる人物です。
宗教教育を受けた聖職者ですが、政治の表舞台に出ることは比較的少なく、これまで後継候補として大きく取り上げられることは多くありませんでした。
そのため、今回の後継問題でも名前が強く取り沙汰されることは少ないと報じられています。
モジタバ・ハメネイ(次男)
モジタバ・ハメネイは1969年生まれとされ、イラン国内の保守派や革命防衛隊と関係が深い人物とみられています。
これまで公職に就いた経験はないものの、宗教界や政治家との人脈を持つとされ、体制内部では影響力のある人物と指摘されることがあります。
そのため、父ハメネイ師の後継者候補として名前が取り沙汰されることが多い人物です。
なぜ長男ではなく次男が後継候補なのか
イランの最高指導者は、王政のように世襲で決まる制度ではありません。
後継者は宗教指導者などで構成される「専門家会議」によって選ばれる仕組みとなっています。
そのため、長男だから後継者になるというルールはなく、宗教界での影響力や政治的な支持、軍との関係などが重要視されるとされています。
こうした背景から、長男ではなく次男のモジタバ師の名前が有力候補として挙がっていたとみられています。
🚨 Reports: Mojtaba Khamenei does not wish to become Iran’s leader, saying he has no interest in political positions and prefers religion and science. pic.twitter.com/k71Nkn5aZV
— Globe Observer (@_GlobeObserver) March 5, 2026
次男モジタバ師が選ばれた理由
次男のモジタバ・ハメネイ師は、イラン国内の保守派や革命防衛隊と近い関係を持つ人物とされています。
また宗教界や政治家とのつながりも強いとされ、体制内では影響力のある存在と見られてきました。
そのため、後継候補として名前が取り沙汰されることが多い人物となっています。
世襲ではないのに「息子」が候補になる理由
イランの最高指導者は世襲制ではありませんが、実際には政治的影響力の大きい人物が選ばれる傾向があります。
そのため最高指導者の家族が有力候補として名前が挙がると、「王朝化ではないか」といった批判が出ることもあります。
1979年のイスラム革命では世襲の王政が倒されたため、権力が家族内で継承されることには敏感な議論が起きやすい状況です。
まとめ
モジタバ・ハメネイ師が選ばれた理由は、単に「息子だから」ではなく、宗教界や政治、軍との関係の中で影響力を持つ人物とみられているためです。
イランの最高指導者は世襲ではなく専門家会議が選出する仕組みですが、政治的な力関係によって候補者が注目されるケースもあると考えられています。

