2025年9月中旬からX(旧Twitter)を中心に爆発的に拡散している「うまく収まらない → うまくいったわ、ヘッダー見てくれ」というミーム。
SNSで誰もが真似しやすいフォーマットとして人気を集めていますが、その“元ネタ”をめぐっては複数の説が飛び交っています。
本記事では、拡散経路や時系列をもとに有力候補である「チャーリー・カーク版」と「アラジン(ジャファー)版」を検証し、どちらが起源に近いのかを整理します。
「ヘッダー見てくれ」ミームとは?
「ヘッダーに収まらない → 見てくれ」というパターンを使い、プロフィールのヘッダー画像に“オチ”を仕込むミーム。
サイズや構図が収まらないことをネタにしつつ、最終的に「うまく収まった」形で笑いを誘います。
2025年9月以降、企業アカウントや個人まで幅広く真似される人気フォーマットになりました。
うまくヘッダーに収まらない…
— ど素人ホテル再建計画 / 42アカウントバズらせ中 (@4610_hotel) September 17, 2025
↓
うまく行ったわ、ヘッダー見てくれ
構文がバズる理由は、
Xのアルゴリズムは
「プロフクリックからのいいねやリプ」
の点数が異常に高いから。 pic.twitter.com/Bk8zWkLhGM
起源検証:有力な2つの説
① チャーリー・カーク版(9月14〜15日)
Nvm I figured it out https://t.co/U24dNOOD42
— ɹoʇɐʇoɹ pɹoʍ (@wrotator) September 14, 2025

- 米保守論客のチャーリー・カーク氏の死去を題材にした投稿が拡散。
- 投稿者 @wrotator が「うまく収まらない → うまくいったわ、ヘッダー見てくれ」と投稿し、ヘッダー画像に棺桶に収まったカーク氏を配置。
- この投稿は 1日で30万件以上のいいねを獲得し、米ミーム解説サイト Know Your Meme も「今週もっともバズった例」として取り上げています【KYM】。
- また、9月15日付で“Charlie Kirk iteration”の画像ページが保存されており、外部証跡としても裏付け可能です。
つまり、少なくとも9月15日(米時間)にはチャーリー版が大規模に拡散していたことは一次情報から確認できます。
「うまくいったわ、ヘッダー見てくれ」の元ネタは、日本人も中国人も区別せずサル扱いする差別主義者、チャーリーカークの写真をポストして
— しまさん (@shima_revive) September 17, 2025
①「うまく収まらない」と釣り
②「うまくいったわ」と読者を誘導して
ヘッダーを見に行くと
③棺桶に「うまく収まった」カークが見られる
というもの。 pic.twitter.com/oZ8oYMOpND
② アラジン(ジャファー)版(9月17日前後)
うまく行ったわ、ヘッダー見てくれ https://t.co/9XEcaC5f17
— ネオキシン@( ꕹ )っ☂️ (@D_neoki) September 16, 2025
- 日本語圏で広く知られるきっかけとなったのが「アラジン」のジャファーを使った投稿。
- 「ジャファーがランプに吸い込まれるシーン」を利用し、「ヘッダーに収まらない → ヘッダー見てくれ → 収まった」という構成に。
- このパターンは 9月16〜17日(日本時間)に急増しており、日本のSNSユーザーにとってはこちらが“元ネタ”と認識されやすい状況です。
結論:どちらが元ネタか?
- チャーリー版が海外で先行して大バズ(9/14〜15米時間)。
- アラジン版は後発だが、日本語圏で爆発的に広まった拡散の起点(9/16〜17 JST)。
- ただし「チャーリー版が絶対の元祖」とまでは断定できません。さらに早い小規模な投稿が存在していた可能性もあります。
したがって、安全にまとめるなら:
「チャーリー版が海外で最初期に大バズした例」
「アラジン版が日本語圏に広めた主要な拡散ルート」
として両方を紹介するのが適切です。
まとめ
「ヘッダー見てくれ」ミームは、シンプルな構造ゆえ誰でも参加できる拡散性の高いネタです。
- 海外ではチャーリー・カーク氏を題材にした投稿が最初期の大規模拡散例。
- 日本語圏ではアラジンのジャファー版が特に有名。
起源を一つに断定するのは難しいものの、「海外発 → 日本で別解釈版が大流行」という流れで見ると理解しやすいでしょう。