ミラノ・コルティナオリンピック男子フィギュアで、カザフスタンのミハイル・シャイドロフが金メダルを獲得しました。
ショートプログラム5位からの大逆転優勝。
SNSでは「誰が予想しただろうか」と話題になり、トレンド1位に浮上しています。
この記事では、ミハイル・シャイドロフの経歴やプロフィール、これまでの戦績、そして歴史的快挙の意味をわかりやすくまとめます。
ミハイル・シャイドロフのプロフィール

・名前:ミハイル・シャイドロフ
・英語表記:Mikhail Shaidorov
・生年月日:2004年6月25日
・年齢:21歳(2026年2月時点)
・出身:カザフスタン
・種目:フィギュアスケート男子シングル
2004年生まれの若きスケーター。
ジュニア時代から国際大会に出場し、安定したジャンプ力と表現力で頭角を現してきました。
ジュニア時代からの経歴
シャイドロフはカザフスタン国内で実績を積み、早い段階で国際大会に出場。
男子フィギュア界において層が厚いとは言えないカザフスタンにおいて、次世代のエース候補として注目されてきました。
四回転ジャンプを武器に、シニア転向後も着実に実力を伸ばしてきた選手です。
無名から五輪金へ|知られざる下積み時代
現在こそ五輪金メダリストとして注目を集めるシャイドロフだが、実は国際大会経験は決して多くなかったのです。
2004年6月25日、カザフスタン・アルマトイ生まれ。
練習拠点はロシア・ソチ。
コーチはアレクセイ・ウルマノフ。
ソチで練習していることからロシア出身と誤解されることもあるが、デニス・テンと同じくアルマトイ出身です。
また、父スタニスラフ・シャイドロフ氏(1977年生)は1998〜2000年カザフスタン選手権優勝者。
シャイドロフは“2世スケーター”でもあります。
2018年11月、より良い練習環境を求め家族でソチへ移住。
移住後に急成長を遂げ、
・2019年 カザフスタン選手権(シニア)優勝
・2020年 世界ジュニア選手権 22位
・2020年 カザフスタン選手権 2度目の優勝
国際大会の機会が限られる中で最低技術点を獲得し、世界選手権出場を果たしました。
当時の国際大会出場歴は非常に少なく、
・ジュニアグランプリ:0回
・チャレンジャーシリーズ:0回
・四大陸選手権:0回
という“レアな経歴”の持ち主だったのです。
その無名の若手が、数年後に五輪金メダルを獲得するとは――
まさに成長物語の完成形と言えますね。
ミラノ・コルティナ五輪での大逆転劇
◆大会:ミラノ・コルティナオリンピック
◆種目:男子シングル フリー
ショートプログラムでは5位。
金メダル争いの圏内にはいたものの、優勝を予想する声は決して多くありませんでした。
しかしフリーで圧巻の演技を披露。
高得点を叩き出し、一気に順位を逆転しました。
その結果――
カザフスタン男子フィギュア史上初の金メダルを獲得。
これまでの最高成績は、2014年ソチオリンピックでデニス・テンが獲得した銅メダルでした。
金メダルは今回が史上初の快挙となります。
マリニンとの関係も話題に
今大会では、優勝候補とされていたイリア・マリニンが8位に沈みました。
しかし演技直後、悔しさを抱えながらもシャイドロフに声をかけ祝福する姿が話題に。
SNSでは、
「これだけミスして悔しいはずなのにすぐ声をかけるマリニンすごい」
「シャイドロフがショート5位から金なんて誰が予想しただろうか」
といったコメントが相次ぎました。
新たなライバル関係の始まりとしても注目されています。
シャイドロフの強みとは?
・四回転ジャンプの安定感
・フリーで爆発力を発揮するタイプ
・音楽解釈と表現力の高さ
ショートで出遅れてもフリーで巻き返せる“逆転型”の選手として、今後さらに存在感を高める可能性があります。
珍しい連続ジャンプとは?宇野昌磨がきっかけ
シャイドロフの大きな武器は、高難度の連続ジャンプです。
今季は、連続ジャンプの後半に四回転を組み込むという珍しい構成で注目を集めました。
・トリプルアクセル(3回転半)―4回転トーループ
・3回転半を含む3連続の3本目に4回転サルコー
連続ジャンプの2本目以降は助走がなくスピードが落ちるため、四回転を跳ぶ難易度は極めて高いです。
しかしシャイドロフは高さのあるジャンプと素早い着氷動作で成功させています。
習得のきっかけは、宇野昌磨が3回転半から4回転トーループを跳ぶ映像を見たことです。
「彼が練習でやり遂げたのを見て、やってみようと決めた」と語っています。
2021年ごろから取り組み、ついには国際大会で武器として完成させました。
この挑戦心こそが、五輪金メダルにつながった原動力と言えますね。
まとめ
ミハイル・シャイドロフは、
・2004年生まれの21歳
・カザフスタン男子初の五輪金メダリスト
・ショート5位からの歴史的逆転優勝
・マリニンとのスポーツマンシップも話題
まさに「誰が予想しただろうか」と言われる快挙でした。
今後の世界選手権、次の五輪サイクルでも中心選手となることは間違いないでしょう。

