2025年11月、NHKが“受信料未払いへの対策を大幅に強化する”と公式に発表したことで、未払いの人たちに大きな不安が広がっています。
特に、NHK党(旧N党)の影響で「契約したけど払っていない」「未契約だから大丈夫」と思っていた層にとって、今後のリスクは無視できなくなってきました。
本記事では、
- NHK公式発表(督促件数10倍)
- 裁判の前例
- 未契約者と契約者の違い
- 5年の時効の正しい理解
を、事実にもとづいてわかりやすく解説します。
NHKが“督促強化”を公式発表:督促件数は昨年度の10倍へ

2025年11月18日、NHKはプレスリリースで次の方針を正式に発表しました。
- 「受信料特別対策センター」を新設
- 支払督促(裁判所経由の民事手続き)を大幅に拡大
- 今年度下半期だけで、昨年度(2024年度)1年分の10倍以上の督促件数を実施予定
これは従来より明確に“強化”された姿勢であり、未払い世帯がこれまでよりも法的手続きの対象になりやすくなることを意味します。
ただし重要なのは、
10倍という数字は「予定」であり、すべての未払い世帯が対象になるわけではない
という点です。
とはいえ、NHKが未払いへの対応を本気で強化しているのは明らかで、放置すれば裁判の可能性が高まる状況になっています。
NHK受信料はテレビを設置すると「契約義務」が発生する
放送法64条は次のように定めています。
「受信設備(テレビなど)を設置した者は、NHKと受信契約を結ばなければならない」
2017年12月の最高裁判決でも、この契約義務は“憲法に違反しない”と判断されました。
つまり、日本ではテレビを設置した時点でNHKとの契約が義務となります。
- テレビを持つ → 契約義務が発生
- 契約する → 受信料支払い義務が発生
という段階構造です。
契約しているのに未払いだとどうなる?(もっとも危険なパターン)
NHKと契約しているにもかかわらず受信料を払っていない人は、法律的にもっともリスクが高い立場です。
NHKが取り得る法的措置
- 支払督促(裁判所を使った督促)
- 民事訴訟
- 過去分の受信料請求
過去の裁判ではどうなった?
過去の民事訴訟では、
- 未払い分の受信料の全額支払い
- 遅延損害金(ケースによる)
- 裁判費用の負担
を命じられた例が多数あります。
ただし、金額はケースにより異なり、「必ず数十万円になる」と断定できるわけではありません。
契約していない人はどうなる?(“未契約=安全”は誤解)
「NHKと契約していないから払わなくていい」という誤解が広がっていますが、これは正しくありません。
NHKは未契約者に対し、裁判を起こして
「契約を締結するよう命じる判決」
を求めることができます。
この判決が確定すると、その時点で契約が成立し、ここから受信料支払い義務が発生します。
さらに、判決内容によっては、
テレビ設置時点まで遡って受信料が発生する
と判断される可能性もあります。
未契約者だから安全というのは完全な誤解です。NHKが動けば契約成立が認められる可能性があります。
NHK党・立花孝志氏の影響と、支持者の不安

「NHKをぶっ壊す!」で知られた立花孝志氏は、
“受信料を払わない運動”を積極的に展開してきました。
2025年には名誉毀損容疑で逮捕・起訴されたこともあり、
これまで立花氏の主張を信じて未払いを続けてきた支持者からは「どうすればいいのか」と不安の声が上がっています。
法的には、
- 契約していれば支払い義務あり
- 未契約でも裁判で契約成立となる可能性あり
という状況のため、SNSで広がった「払わなくてよい」という情報に法的根拠はありません。
NHK受信料に「5年の時効」はある?誤解されやすいポイントを正しく解説
受信料の話でよく誤解されているのが「5年で時効になる」という情報です。
● 結論:時効は“法律上は”存在するが、現実にはほぼ成立しない
受信料は「5年の消滅時効」が適用される債権です(民法169条)。
しかし、次の行為があれば時効は中断(リセット)されます。
- NHKからの督促状(催告)
- 内容証明など正式な請求
- 裁判所の支払督促
- 民事訴訟の提起
NHKはこれらの手続きを行うことで、時効を成立させないことができるため、
5年を静かに経過して自然に時効が成立するケースは、現実にはほぼありません。
● 未契約者には時効そのものが直接適用されない理由
ここも誤解されがちなポイントです。
- 未契約者には“受信料の債務”がまだ発生していない
- NHKが裁判で「契約成立」を勝ち取った時点で、そこで初めて債務が発生
つまり、
未契約=そもそも時効がカウントされていない状態
なのです。
したがって、
「未契約で5年放置すれば時効でチャラ」は完全に誤りです。
● 契約済み未払いの場合はどうか?
契約済みの場合は、契約した時点から受信料が発生します。
ただし、NHKが
- 督促
- 催告
- 裁判手続き
のいずれかを取れば、時効は中断します。
NHKが本格的に動いている現状では、時効が成立する可能性は極めて低いと言えます。
● “督促10倍強化”で時効はさらに成立しづらくなる
NHKが「督促を10倍に増やす」と公式発表したことで、
以前より“時効成立前にNHKが動く可能性”が高まりました。
今後は、
- 時効を期待して放置
よりも - 督促・裁判の対象になる
可能性が圧倒的に高くなります。
未払いの人が今すぐできる対策
● 契約済みで未払いの人
- 放置すると督促・裁判リスクが上昇
- まずNHKに相談し、支払い方法(分割など)を確認する
● 支払えない事情がある人
NHKには以下の制度があります。
- 生活困窮者の減免制度
- 障害・疾病による減免
- 学生向けの割引
● 未契約者の人
- “未契約だから大丈夫”という誤解は危険
- 契約成立を命じる判決が出れば、受信料義務が発生
- 設置時に遡って請求される可能性もある
まとめ:未払いの放置は今まで以上にリスクが高い
- NHKが“督促10倍”を公式表明し、法的対応が強化された
- 契約者の未払いは裁判の可能性が高い
- 未契約者も裁判で契約成立→支払い義務が発生しうる
- 「5年で時効」は法律上は正しいが、現実にはほぼ成立しない
- 未払いの放置は以前よりも不利で危険
今後、“何もしない”という選択が最もリスクの高い行動になる可能性があります。
不安がある場合は早めに確認・相談することをおすすめします。

