前橋市の小川晶市長をめぐるスキャンダルが、さらなる波紋を広げています。
市長と男性職員との“ホテル密会”報道に続き、その職員が「降格処分になったのではないか」という情報が議会で取り上げられました。
実際には秘書広報課長から職員課副参事へ異動しており、報道では「降格人事」とされていますが、市側は処分かどうかを明言していません。
では、なぜ男性職員は降格と受け止められる人事を受けたのでしょうか。
スキャンダル対応、公務員倫理、議会圧力など複数の背景が指摘されており、今回の異動の真相には大きな注目が集まっています。
小川晶市長をめぐるスキャンダルとは

9月下旬、週刊誌で報じられた「小川晶市長と男性職員のホテル密会」が大きな話題となりました。
市のトップと部下との親密な関係が疑われること自体、公私混同や倫理上の問題として批判の声が相次ぎ、市議会でも取り上げられる事態に発展しています。
市長は報道内容を全面否定していませんが、「個人的なプライベートの問題である」として詳細な説明を避けており、説明責任を果たしていないとの批判が強まっています。
男性職員の「降格」報道
報道によれば、市長の秘書広報課長を務めていた男性職員が、9月25日付で職員課副参事へ異動しました。
表向きは「人事異動」ですが、役職の格や影響力の違いから、事実上の「降格」と受け止められています。
共産党市議団も「市長との関係によって職員が降格処分を受けた」と強く批判し、辞職勧告決議案の理由の一つに挙げています。
一方、市側は「部長以上の人事は公表しているが、それ以外は個別に公表していない」として、処分の有無を明言しませんでした。
前橋市は小川晶市長とラブホテルで密会していた男性職員の課長職からの降格処分を決めたって言うんだけど、あんな事をしておいてね、それで市長には何の処分がなくてね、男性職員には処分が下されたとなるとね、こんな不公平な話は無いものだという話にはなるしね、男性職員の家族が不憫でならないね。
— 佐々木晃 (@sasakiakira1970) September 29, 2025
なぜ降格とされたのか?考えられる理由
今回の異動について、明確な公式理由は示されていません。しかし報道や議会での議論から、いくつかの背景が浮かび上がっています。
- スキャンダルへの対応
密会報道が大きく取り上げられたことで、市としての“けじめ”を示すために人事を動かした可能性。 - 公務員倫理・コンプライアンス
上下関係のある立場での親密関係は、ハラスメントや公私混同と受け止められる恐れがあり、組織の信頼性維持のために人事を行った可能性。 - 議会対応・政治的圧力
野党市議団からの辞職勧告決議案を受け、市として“火消し”を図った可能性。 - 通常の人事異動説
あくまで定期人事異動の一環であり、「降格」という解釈は報道や市議団の見方にすぎない、との意見もあります。
<相手を降格したのに小川晶市長は辞めない…共産前橋市議団が指摘 市側は異動の有無答えず・・>
— 男の玉手箱 (@ceMCIkFDtz8bjP3) September 29, 2025
降格したの?
その理由は?
降格っていうのは相当の理由が必要!!
理由もなく降格したら“権力の乱用„…!!!
小川晶市長ってめちゃくちゃやね~? pic.twitter.com/kWTM7IkRcQ
市の公式見解と未確定な部分
市当局は「降格処分」という表現を避け、人事の詳細も公表していません。
そのため、実際に処分としての意味合いがあったのか、それとも通常の異動だったのかは不透明です。
ただし、密会報道と人事が時期的に重なったことから、市民の多くが「スキャンダル対応のための降格」と受け止めており、今後の説明責任が強く問われています。
今後の注目ポイント
今回の問題は、市長個人のスキャンダルにとどまらず、市政全体の信頼性に直結する事態となっています。
- 市議会で提出された辞職勧告決議案の行方
- 市民世論が今後どう動くか
今後の展開によっては、市長の進退問題に発展する可能性もあり、引き続き大きな注目が集まっています。