絵本作家・鈴木のりたけさんの経歴について気になっていませんか?
この記事では、「鈴木のりたけ 経歴」に関心を持つあなたのために、彼の学生時代からJR東海での社会人経験、そして絵本作家になるまでの軌跡を詳しく紹介しています。
代表作『大ピンチずかん』や『ぼくのおふろ』『しごとば』など、子どもたちの心をわしづかみにする作品がいっぱい!
この記事を読めば、鈴木のりたけさんの魅力と“どんな人生を歩んできたのか”がまるごとわかりますよ。
鈴木のりたけの経歴と人生の転機

鈴木のりたけさんの経歴は、とてもユニークでドラマチックなんですよ!
静岡県での幼少期と一橋大学時代
鈴木のりたけさんは1975年に静岡県で生まれました。
幼少期から好奇心旺盛で、身近な素材を使ってものづくりを楽しんでいたそうなんです。
例えば、お父さんと一緒に庭に池を作ったり、鳥小屋を作ったりと、とってもアクティブな子ども時代を過ごしていたんですよ。
中学時代はテニス部で全国大会に出場したり、生徒会長を務めたりと、まさに文武両道タイプ!
高校は静岡県立浜松北高校に進学し、軽音部でバンド活動にも熱中していたそうです。
現役では大学に落ちてしまったものの、浪人時代を経て一橋大学に進学。
予備校時代の先生の影響で、「人と違う道を歩む大切さ」に気づいたのが、その後の人生の大きなテーマになったそうです。
JR東海に入社した理由とは?
大学卒業後は、なんとJR東海に新卒入社!
安定した大企業を選んだ背景には、「とりあえず就職しないと」という気持ちもあったそう。
でも、働きながら「このままでは自分が何者かわからなくなる」と感じたんだとか。
特に、自分の名前が仕事に残らないことに対しての違和感が強くなったみたいです。
その結果、約2年で退職を決意し、自分の道を見つける旅が始まったんですよ。
デザイナーへの転身を決意したきっかけ
退職後は独学でデザインを学び、「ものをつくる仕事がしたい」と思うようになったそうです。
当時は、自宅で雑誌を制作したり、作品集をつくったりしてポートフォリオを準備していました。
そして入社したのが、デザイン会社「シルフ」。
ここでグラフィックデザイナーとして広告やポスターなどを制作しながら、表現力や構成力を徹底的に磨いたんだって。
この経験が、のちの絵本作家としての礎になったのは間違いないですね。
グラフィックデザイナーとしての活動
鈴木さんは約8年半、グラフィックデザイナーとして活動していました。
クライアントワークの中で「伝える力」と「相手を想像する力」が鍛えられたそう。
ポスターや広告のレイアウト、配色、フォント選びなど、すべてに理由が必要な世界。
そうした経験が、後の「絵本づくり」にバッチリ活かされているんです!
まさに「無駄な経験はひとつもない」ってことですね✨
鈴木のりたけが絵本作家になるまで
鈴木のりたけさんは、どのようにして絵本作家として活躍するようになったのでしょうか?
グラフィックデザイナーから絵本作家への転身
デザイナーの仕事の合間に取材に行ったり、深夜しか描く時間がなかったりで大変だった。「もっと時間があったら、ちゃんとしたものが描けるのに!」と、会社を辞めて絵本作家になりました。編集者には「いやいや、まだちょっと待ったほうが……」って言われたけれど、「いや、辞めます!」って(笑)
絵本作家・鈴木のりたけさん 浜松北高校 「頭のいいひとは、おもしろい」とわかった|ハイスクールラプソディー|朝日新聞EduA
グラフィックデザイナーとして8年以上働いていた鈴木のりたけさん。
仕事のなかで「人のためにデザインする」というスタンスに違和感を覚え始めたそうなんです。
そんな中、仕事で得たスキルやアイデアを「もっと自由に、自分の名前で発信したい」と思うように。
自分の作品として、絵とストーリーを一体化させたものを形にしたいと考えたのが、絵本をつくるきっかけだったんですね。
特に、子どもと接する日常からインスピレーションを得ることが多く、子どもとの会話や遊びが創作の源泉になっていたそうです。
「子どもにウケるデザインって、大人にもウケるんじゃない?」という感覚から、最初の作品『ケチャップマン』が生まれました。
この時点で、デザイナーとしての経験が確実に活きているのが伝わってきますね✨
初の絵本『ケチャップマン』
鈴木のりたけさんの絵本デビュー作は『ケチャップマン』。
シュールでインパクトのある作品で、いまでも根強い人気があります。
ケチャップが主人公で、迷走しながらも自分の価値を見出すというユニークなストーリー!
この本は、本人にとっても「自分らしさ」の原点だそうで、ファンの間でも“幻の名作”と呼ばれています。
個人的にもこの発想は衝撃的で、「こんな絵本あり!?」って思っちゃいました🤣
絵本作家として評価された作品たち
その後も、鈴木さんの作品は次々と注目を集めます。
特に『大ピンチずかん』は爆発的なヒットとなり、絵本屋さん大賞にも輝きました!
子どもたちが日常で感じる“ピンチ”をユーモアたっぷりに描いていて、大人も思わず笑ってしまいます。
また、『しごとば』シリーズや『ぼくのおふろ』『たべもんどう』など、日常を深掘りした視点が大人気なんですよ。
それぞれの作品に共通しているのは、「子ども目線のリアリティ」と「遊び心」なんです。
子ども目線のユニークな発想とは?
鈴木さんの絵本の魅力って、なんといっても「子ども目線のリアルさ」ですよね!
でもそれだけじゃなくて、大人が読んでも「なるほど〜」って思える奥深さがあるんです。
しかも、読み聞かせしながら子どもと対話が生まれる仕掛けもたっぷり。
「なぜ?」「どうして?」を引き出す構成が多くて、親子で楽しめるんですよ。
こういう工夫って、グラフィックデザイナー時代の経験がすごく活きてるな~って感じます!
鈴木のりたけの代表作まとめ
鈴木のりたけさんの代表作と、その魅力をまとめてご紹介します!
①『ぼくのおふろ』『しごとば』シリーズ
「ぼくの」シリーズは、子どもが日常の出来事を想像の世界で大冒険する作品。
『ぼくのおふろ』では、バスタブが潜水艦になったりして、読んでるこちらもワクワク!
『しごとば』シリーズは、実在する職業の現場をリアルに描写していて、学びのある絵本なんです。
スカイツリー編では、建設現場のリアルが丁寧に描かれていて、私も読んで「なるほど~!」と感動しました。
子ども向けというより、むしろ家族で楽しめるクオリティの高さですね✨
②『たべもんどう』『大ピンチずかん』などの人気作品
『たべもんどう』は、食べ物にまつわる哲学的な問いをテーマにした異色作。
例えば「ポテトサラダのジャガイモは、サラダなの?」みたいな、考えれば考えるほど面白い疑問を展開していきます。
『大ピンチずかん』は、ピンチに見舞われる子どもたちの様子を図鑑風に紹介した作品。
共感あり、笑いあり、そしてちょっぴり切なさもありの傑作です。
読者が自分の体験と照らし合わせながら楽しめるのが、鈴木さん作品の魅力ですね!
③絵と文章のこだわりについて
鈴木さんの絵本って、絵と文章のバランスが絶妙なんです!
文字が少ないときほど、絵の中にヒントが隠れていて、読者に想像の余地を与えてくれます。
これは、グラフィックデザインの「余白の美学」からきているのかもしれませんね。
しかも、ページをめくることで驚きが生まれるように設計されていて、まるで舞台演出みたい。
私はいつも、鈴木さんの本を読むと「この絵の中に入って探検したい!」って思っちゃいます😆
鈴木のりたけのプロフィールと基本情報
項目 | 内容 |
---|---|
名前 | 鈴木のりたけ |
生年月日 | 1975年(静岡県出身) |
最終学歴 | 一橋大学社会学部卒業 |
初職歴 | JR東海 総合職(約2年間勤務) |
経歴 | グラフィックデザイナー(約8年半)→ 絵本作家 |
デビュー作 | 『ケチャップマン』(2008年) |
主な作品 | 『ぼくのおふろ』『しごとば』『大ピンチずかん』など |
家族構成 | 妻、子ども3人(フリースクールに通学) |