【どうなる?】田久保市長は失職したら“無職”になる?その後の進路を解説

【どうなる?】田久保市長は失職したら“無職”になる?その後の進路を解説

学歴詐称問題で揺れる静岡県伊東市の田久保眞紀市長。

その去就が注目されるなか、10月に行われた市議会議員選挙では前職の全員が当選するという異例の結果に。

これは田久保市長の議会運営に厳しい審判が下されたことを意味しており、失職(辞職・出直し選挙)を避けられない情勢が強まっています。

本記事では、市議選の結果が市政に与える影響と、田久保市長の今後の見通しをわかりやすく解説します。

目次

田久保眞紀市長をめぐる「学歴詐称」問題とは

引用元:X

2025年5月、伊東市長に初当選した田久保眞紀氏。

選挙公報や市の公式プロフィールに「東洋大学法学部卒」と記載していましたが、大学側の確認により実際は除籍(卒業していない)ことが判明。

この“経歴詐称”が明らかになったことで、市民や議会から強い批判が起こり、9月には不信任決議案が全会一致で可決されました。

田久保市長はこれに対し議会を解散するという強硬姿勢を示し、市政は事実上の“ねじれ状態”に陥っていました。

伊東市議選で前職が全員当選、市長に厳しい審判

そして10月に行われた伊東市議会議員選挙では、

不信任決議に賛成していた前職の全員が再選という結果に。

一方で、市長寄りとみられた新顔候補たちはほとんどが落選しました。

この結果は、市民が議会側を全面的に支持したことを意味しており、田久保市長にとっては政治的孤立を決定づける結果となりました。

市政関係者の間では、

「この結果では市長はもはや市政を維持できない」
「辞職か、出直し選挙しかない」
といった声が相次いでいます。

失職はいつ?今後の流れを時系列で整理

現在の状況を時系列で見ると、失職(=市長職の喪失)はほぼ時間の問題と見られています。

日付出来事
2025年5月伊東市長選で初当選(田久保氏)
2025年8月東洋大学卒業の経歴に疑義が浮上
2025年9月市議会が不信任決議を全会一致で可決、市長は議会を解散
2025年10月市議選実施、前職全員当選(市長支持派は壊滅)
今後議会が再び不信任を可決すれば、市長は自動的に失職へ

地方自治法では、不信任可決から10日以内に辞職しなければ自動的に失職となる規定があります。
再び不信任案が出されれば、田久保市長の進退は法的にも決着する見通しです。

失職したら“無職”になる? その後の進路を解説

引用元:X

仮に田久保市長が失職した場合、その瞬間から公職の資格を失い、形式上は無職となります。
ただし、政治的には次の3つの進路が考えられます。

① 出直し市長選への再出馬

不信任による失職は「再出馬禁止」ではありません。
そのため、出直し選挙が行われる場合、田久保市長が再び立候補することは可能です。
実際に全国でも、議会と対立した市長が“再選”を果たした前例があります。

② 学歴詐称による法的責任追及

もし「東洋大学卒業」との記載が虚偽記載(公職選挙法違反)と判断されれば、
刑事告発や書類送検の可能性もあり、その場合は政治活動が制限されることになります。
このケースでは、一時的に無職かつ政治活動停止の状態となります。

③ 民間・地域活動への転身

市長は特別職公務員のため、退任後の職業制限はほぼありません。
元首長がコンサルタント業、講演活動、地域団体への参加などに転じるケースも多く、
田久保氏も社会的活動を続ける可能性はあります。

つまり、「失職=ただの無職」ではなく、
政治家として再挑戦するか、別の形で地域に関わるかが焦点となります。

市長の発言と今後の見通し

田久保市長はこれまで「辞めるとは言っていない」「信を問いたい」と述べてきましたが、今回の選挙結果を受けて辞職圧力は一気に高まるでしょう。

現時点で予想されるシナリオは以下の3つです。

  1. 自ら辞職を表明し、市政混乱の責任を取る形で退陣。
  2. 議会が再び不信任決議を行い、自動失職となる。
  3. 出直し市長選挙を実施し、市民の信を再び問う(再出馬の可能性も)。

いずれにしても「政治的信頼を失った市長が続投するのは困難」との見方が強く、失職は時間の問題といわれています。

SNSや市民の反応

X(旧Twitter)では市議選後、こんな声が目立ちました。

「市民の良識が示された選挙結果」
「議会全員当選は“辞めろ”の民意だと思う」
「市長がどう出るか見ものだけど、もう続けられないでしょ…」

市民の間では、怒りよりも“あきれ”や“疲れ”といった声も多く、市政への信頼回復には長い時間がかかりそうです。

しかし、中には田久保市長を支持する声もありました。

メガソーラーの件で田久保市長に期待する声が多いのが印象的でした。

まとめ

  • 田久保眞紀市長は学歴詐称問題で信頼を失い、議会との対立が続いている
  • 10月の市議選で前職が全員当選=市民が「市長NO」を突きつけた形
  • 次の不信任決議で失職はほぼ確実
  • 失職すれば形式的には無職だが、出直し選や再挑戦の可能性も
  • 退陣後は出直し選挙、または新市長選へ移行する見通し

→ 市民の審判は明確。「辞職か失職か」――そして、その先に何を選ぶのか。

スポンサーリンク
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次