2026年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準決勝で、試合のラストを巡る「疑惑の1球」が話題となっています。
ドミニカ共和国の打者ペルドモが見逃し三振となった判定に対し、ドミニカ側の選手たちが強く反応。
ベンチではゲレロやソトが抗議のジェスチャーを見せ、ゲレロがガムを投げる場面も映し出されました。
この記事では、WBC準決勝で注目された「疑惑の1球」とは何だったのか、試合展開とともに整理します。
WBC準決勝で起きた「疑惑の1球」とは?
問題のシーンが起きたのは、2026年3月15日(日本時間16日)に行われたWBC準決勝の米国対ドミニカ共和国の試合です。
ドミニカ共和国は1―2と1点ビハインドの9回。
2死三塁で一打同点のチャンスを迎え、打席にはペルドモが立ちました。
フルカウントから投じられた8球目、米国の守護神ミラーが投げた低めのスライダーに対し、球審はストライクをコール。
ペルドモは見逃し三振となり、その瞬間に試合終了となりました。
このボールのコースが非常に際どかったことから、SNSでは「疑惑の1球」として話題になっています。
ペルドモは見逃し三振…頭を抱える場面も
ストライクのコールがされた瞬間、ペルドモは思わず頭を抱える仕草を見せました。
あと一歩で同点という場面だったこともあり、悔しさを隠せない様子でした。
試合はそのまま終了し、ドミニカ共和国は準決勝敗退。
3大会ぶりの優勝を逃す結果となりました。
ハイライト見たけどこあれはペルドモ可哀想だな…
— そー (@pbgucs) March 16, 2026
ゲレロやソトも抗議ジェスチャー
判定直後、ドミニカ側のベンチでも強いリアクションが見られました。
ベンチにいたゲレロやソトは両手を突き上げ、ストライク判定に対して抗議するようなジェスチャーを見せます。
さらにゲレロは怒りを抑えきれない様子で、ガムを投げる場面もカメラに映し出されました。
このシーンはSNSでも拡散され、多くの野球ファンの注目を集めました。
試合は米国が2―1で勝利
この試合では、ドミニカ共和国が2回にカミネロのソロホームランで先制。
この本塁打は大会通算15本目となり、2009年のメキシコを抜く「1大会最多本塁打記録」を更新しました。
しかし、その後はチャンスを作りながらも追加点を奪えず、米国が逆転。
最終的に米国が2―1で勝利し、決勝進出を決めました。
ミラーの低めスライダーはストライクだったのか
ペルドモが見逃し三振となったのは、フルカウントから投じられた8球目でした。
米国の守護神メイソン・ミラーが投げたのは、約89マイル(約143km)の低めのスライダー。
ペルドモはボールと判断して見送り、一度は一塁へ歩き出すような動きを見せましたが、球審はストライクをコールしました。
海外メディアやデータサイトでは、このボールはストライクゾーンより低いコースだったと指摘する声もあり、試合終了後すぐに議論が広がりました。
実際にMLBのデータ分析でも「ゾーンの外側だった」とする見方が紹介されており、今回の判定が大きな波紋を呼ぶことになりました。
ABS(自動ストライク判定)なら結果は変わっていた可能性
今回の判定をきっかけに、海外ではABS(自動ボール・ストライク判定システム)の導入を求める声も多く上がっています。
ABSとは、コンピューターでストライクゾーンを判定するシステムで、MLBでは2026年シーズンからチャレンジ方式での導入が予定されています。
実際、MLBのスプリングトレーニングではABSによってストライク・ボールの判定が覆るケースもすでに確認されています。
もしこの試合でABSによる判定が可能だった場合、ミラーの最後の1球はボールと判定された可能性も指摘されています。
しかし、今回のWBCではABSは採用されておらず、球審の判定を覆す方法はありませんでした。
ペルドモの粘りが素晴らしかっただけにこれはいただけない 次回ABS導入確定です
— mod (@modemod4w) March 16, 2026
今日はMLBの球審とはいえ各国のゾーンや能力に差がある審判が集まるWBCにこそABSは必要
実はもう一つあった?ソトの三振判定も議論に
実はこの試合では、ペルドモの見逃し三振だけでなく、もう一つ際どい判定があったとも指摘されています。
それがドミニカ共和国の強打者フアン・ソトの三振判定です。
試合中盤の打席で、ソトは低めのボールと見られる球に対して見逃し三振と判定されました。
この判定についても、試合後に海外ファンの間で
・低すぎる球だった
・ゾーンの外に見える
・この試合は低めが広かった
といった声が上がっています。
一部の海外メディアでは、今回の試合について「際どい判定が複数あった」と指摘する記事も掲載されており、ペルドモの最後の1球だけでなく、試合全体のストライクゾーンにも注目が集まりました。
そのため、今回の議論は単なる1球の問題ではなく、審判のストライクゾーンの広さに関する議論へと広がっています。
ソトの三振、ペルドモの三振、大会後も荒れちゃうなこれは
— 最高か! (@5cf6p) March 16, 2026
際どい判定にSNSでも議論
試合終了後、SNSではこの最後の1球についてさまざまな意見が投稿されています。
主な声としては
・低すぎるボールに見える
・あの場面でストライクは厳しい
・ストライクゾーンに入っているようにも見える
など、意見は分かれている状況です。
野球ではストライクゾーンが微妙な判定になることも多く、大舞台ではこうした議論が起こることも少なくありません。
ペルドモは本当に凄かった!ドミニカお疲れ様!
— YUKI (@acuihjmta) March 16, 2026
しかし最後判定に泣かされたとはいえ、ミラー相手にあれだけの打席内容を見せたペルドモは本当にすごいな
— ジャジャ丸@ラノベ作家 (@R_jajamaru) March 16, 2026
まとめ
WBC準決勝の米国対ドミニカ共和国戦では、9回2死三塁の場面でペルドモが見逃し三振となり試合終了となりました。
フルカウントから投じられた低めのスライダーがストライクと判定されたことで、「疑惑の1球」として注目を集めています。
判定直後にはゲレロやソトが抗議のジェスチャーを見せ、ゲレロがガムを投げる場面も話題となりました。
試合の行方を左右しかねない場面だっただけに、この1球は多くの野球ファンの間で議論を呼んでいます。

