建設会社の経営者から国政へ――。
福岡出身の参議院議員・松山政司(まつやま まさじ)さんは、地元密着型の政治家として知られています。
一方で、かつて社長を務めていた「松山建設」との関係についても関心が集まっています。
この記事では、松山さんの経歴や松山建設とのつながりを、できるだけ分かりやすく整理しました。
目次
松山政司のプロフィール

- 氏名:松山 政司(まつやま まさじ)
- 生年月日:1959年1月20日(66歳・2025年現在)
- 出身地:福岡県築上郡椎田町(現・築上町)
- 学歴:明治大学商学部卒業
- 所属政党:自由民主党
- 選挙区:参議院 福岡選挙区
- 現職:参議院議員(4期目)
松山建設株式会社との関係

松山政司氏は政治家となる以前、地元福岡市中央区に本社を置く松山建設株式会社の代表取締役を務めていた時期があるとされています。
同社の公式沿革(松山建設株式会社 会社沿革)によれば、
- 平成8年(1996年):「代表取締役に松山政司就任」
- 平成12年(2000年):「代表取締役に松山孝義就任」
と明記されています。
これにより、松山氏が1996年から2000年の間に同社の代表を務めていたことが会社公式情報として確認できます。
松山建設の現在と公共工事の実績
松山建設株式会社(本社:福岡市中央区高砂2-24-23)は、現在も同住所で事業を継続しており、国土交通省九州地方整備局の契約情報において、以下のような公共工事受注実績が確認されています。
- 令和7年度 福岡空港排水施設工事(奈多地区)
契約金額:1億1187万円(税込)
契約日:2025年8月27日
出典:国交省 九州地方整備局 公表資料 - 令和6年度 福岡空港排水施設工事(海浜部)
契約金額:1億2265万円(税込)
契約日:2024年4月8日
出典:国交省 九州地方整備局 公表資料
このように、松山建設は現在も地域のインフラ整備に関わる事業者として活動しています。
政治家としての歩み
松山政司氏は建設業経営の経験を生かし、経済や地方創生政策を中心に活動しています。
- 1996年:福岡青年会議所 理事長
- 1999年:日本青年会議所(JCI) 会頭
- 2001年:参議院議員初当選
- 歴任:経済産業大臣政務官、外務副大臣、環境委員長、内閣府特命担当大臣(少子化対策・地方創生)など
特に地方の中小企業支援や港湾整備、インフラ投資などの政策に積極的であり、「地域を知る議員」として評価されています。
政治資金団体の透明性
松山政司氏が代表を務める
- 自由民主党福岡県参議院選挙区第二支部
- まさじ会(政治連盟)
はいずれも福岡県選挙管理委員会の公表データに基づいて確認されています(令和5年分政治資金収支報告書より)。
現時点で違法性や政治資金規正法上の指摘は見当たりません。
まとめ
松山政司氏は、建設業から政界へと転身した“実業家型議員”の一人です。
松山建設株式会社との関係については、公式沿革で代表取締役を務めていました。
今後も地方創生や中小企業支援など、実務感覚に根ざした政策に注目が集まりそうです。

