「えっ、もう解散するの?」「なぜこのタイミング?」
ニュースで高市首相(自民党総裁)が衆院解散を検討しているという報道を見て、驚いた方も多いのではないでしょうか。
報道によると、通常国会の冒頭(1月23日召集予定)で衆院を解散し、2月上中旬に衆院選が行われる可能性があるとのこと。
そこで本記事では、検索キーワード「高市首相 なぜ解散」に沿って、今なぜ解散総選挙の話が浮上しているのかを、できるだけわかりやすく整理してみました。
高市首相はなぜ衆院解散を検討しているのか?

まず前提として、今回の衆院解散は確定情報ではなく、「検討に入った」「見通し」といった段階の報道です。
ただし、具体的な日程案まで出ていることから、政権内部では相当現実的な議論が進んでいる可能性もあります。
報道では、衆院選の日程案として以下が挙げられています。
- 1月27日公示 → 2月8日投開票
- 2月3日公示 → 2月15日投開票
では、ここから本題です。
高市首相はなぜ解散を検討しているのでしょうか?主な理由として考えられるポイントを5つにまとめます。
理由① 内閣支持率が高水準のうちに「勝負」したい
解散総選挙が語られるとき、よく出てくるのが「支持率が高いうちにやる」という考え方です。
報道では、読売新聞社の世論調査で高市内閣の支持率は、発足当初から12月まで7割前後(71%→73%)を維持しているとされています。
もちろん、支持率は社会情勢や景気、外交問題などで変動しやすいものです。
そのため「勢いがあるタイミングで衆院選に打って出る」というのは、政治の世界では王道の戦略とも言えます。
理由② 参院で少数与党が続き、政策が進みにくい(ねじれ国会)
今回の報道で重要なのは、高市政権が参院で少数与党という点です。
衆院では、自民会派が199議席、維新と合わせて233議席となり、ぎりぎり過半数を回復したと報じられています。
ただし参院では与党が少数のまま。いわゆる「ねじれ国会」状態です。
ねじれ国会になると、たとえば…
- 政策を進めるために他党の協力が必要になる
- 国会運営が不安定になりやすい
- 法案が通りにくくなる
こうした状況の中で、衆院選を実施して議席を増やし、政権基盤を強めたいという狙いがあると考えられます。
理由③ 「責任ある積極財政」を国民に問いたい
報道によれば、高市首相は「強い経済」「責任ある積極財政」を掲げています。
また、2025年度補正予算の一般会計歳出総額は18兆円超で、新型コロナ禍後で最大規模とされています。
積極財政は、言い換えると「財政出動を行い、景気や産業を押し上げていく」という考え方です。
一方で、世間には
- 財政悪化の懸念
- 将来世代への負担増
などの見方もあるため、選挙で国民の評価(信任)を得たいという判断につながっている可能性があります。
理由④ 憲法改正(緊急事態条項)が争点になりやすい
衆院選では、経済だけでなく憲法改正も争点になるとみられています。
報道では、自民と日本維新の会が連立政権合意書で、緊急事態条項を創設する改憲条文案の作成を明記し、2026年度中の国会提出を目指すとされています。
緊急事態条項は、災害や有事などの非常時に政府の権限を強める仕組みと説明されることが多いですが、
- 権限が強くなりすぎないか
- 国民の権利とのバランスはどうなるか
など、反発や慎重論も出やすいテーマです。
とはいえ、選挙では争点が明確なほど戦いやすいという面もあるため、政権としては「堂々と問う」方向で動く可能性もあります。
理由⑤ 対中関係の悪化に備え、政権基盤を固めたい
記事の終盤では、台湾有事を巡る高市首相の国会答弁を機に、中国による日本への経済的圧力が高まっているとも報じられています。
外交・安全保障は国内の政治基盤とも密接に関係しており、政権が不安定だと強いカードを切りにくくなります。
そのため、衆院選で勝利し、国内の政権基盤を強めたうえで、外交面でも主導権を握りたいという見方もできそうです。
通常国会の冒頭で解散すると、何が問題になる?
今回の報道では、通常国会召集日には「開会式」と「首相の施政方針演説」が行われるのが慣例とされています。
しかし、過去に召集日に解散した例(1966年・1986年・1996年・2017年)では、いずれも首相の演説はなかったとのこと。
もし今回、衆院が解散されれば、高市首相が就任後初となる施政方針演説は見送りになる可能性があります。
ここが、「物価高対策を最優先課題」とする高市内閣の方針との整合性を問われ、与野党から反発を招くポイントになりそうです。
衆院選はいつ?日程案まとめ
報道による選挙日程案は、以下の2つです。
- 【案1】1月27日公示 → 2月8日投開票
- 【案2】2月3日公示 → 2月15日投開票
まだ正式決定ではないものの、ここまで具体的に示されるのは珍しく、今後の政局が一気に動く可能性があります。
まとめ:高市首相がなぜ解散を検討しているのか
最後にポイントを整理します。
- 支持率が高いうちに選挙を行い、勝負したい
- 参院少数与党(ねじれ国会)で政策推進力が弱い
- 積極財政・補正予算など経済政策の信任を得たい
- 改憲(緊急事態条項)を争点化できる
- 対中関係の緊張が続く中、政権基盤を強めたい
今後、正式に解散が発表されれば政治ニュースはさらに加速します。

