高須順一はどんな人?経歴・学歴や関わった裁判まとめ|国民審査で注目の最高裁判官

第51回衆議院議員選挙と同時に実施される「最高裁裁判官国民審査」。
今回の対象裁判官の1人として名前が挙がっているのが、高須順一(たかす・じゅんいち)氏です。

ネット上では
「高須順一ってどんな人?」
「経歴や学歴は?」
「どんな裁判に関わってきたの?」
といった関心が高まっています。

この記事では、高須順一氏の人物像や学歴・経歴、関わった注目裁判、国民審査で注目される理由についてわかりやすくまとめます。

目次

高須順一はどんな人?

高須順一氏は、弁護士出身の最高裁判所裁判官です。
大学教授として長年法学教育に携わり、学者と実務家の両面を併せ持つ法律家として知られています。

「民法は“商いの法”である前に“民(たみ)の法”である」という考え方を持ち、
弱い立場に置かれやすい個人や中小企業にも配慮した法解釈を重視してきた人物です。

高須順一のプロフィール

  • 名前:高須 順一(たかす じゅんいち)
  • 生年:1959年
  • 出身地:東京都
  • 出身分野:弁護士・研究者
  • 所属法廷:最高裁第二小法廷
  • 趣味:万年筆収集
  • 座右の銘:
    「嘘の皮をかぶりて真を貫く」(池波正太郎『剣客商売』より)

高須順一の学歴・経歴

高須順一氏は1982年に法政大学法学部法律学科を卒業。
在学中は民法学を専門とする下森定教授(のちの法政大学総長)のゼミに所属し、民法理論を中心に学びました。

卒業後は京都大学大学院法学研究科へ進学し、法政理論を専攻。
1985年に博士課程を修了しています。

1986年に司法修習生(40期)となり、1988年に東京弁護士会へ弁護士登録。
元最高裁判所判事・遠藤光男氏の弁護士事務所(現・高須・高林・遠藤法律事務所)に所属し、実務経験を積みました。

1990年から法政大学法学部兼任講師を務め、
2004年に法政大学大学院法務研究科教授に就任。
2018年には同研究科長を務め、法曹養成の中心的役割を果たします。

2009年から2015年まで、120年ぶりの民法(債権関係)改正のため設置された
法務省「法制審議会民法(債権関係)部会」で幹事を務め、改正作業の中核を担いました。

2025年3月27日、定年退官した草野耕一裁判官の後任として最高裁判所裁判官に任命。
現在は最高裁第二小法廷に所属しています。

法改正に関わった実績と考え方

高須氏は民法改正の議論の中で、

  • 契約書中心の社会になることへの懸念
  • 力のある側だけが有利になる制度への警鐘

を示し、「帰責事由(責めに帰すべき事由)」という考え方を残すべきだと主張しました。

これは、損害賠償の可否を形式的に判断するのではなく、
裁判官が個々の事情を踏まえて判断できる余地を残すためのものです。

最高裁で関与した主要な裁判(公式情報)

高須順一裁判官は、憲法・行政・刑事・民事など幅広い分野の事件を担当しています。

医療観察法に関する事件(令和7年6月23日)

心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者に関する医療観察法の規定が、憲法31条に違反するかが争われた事件。
→ 棄却(全員一致)

衆議院選挙区割りの合憲性(令和7年9月26日)

衆議院小選挙区の区割りを定める公職選挙法の規定の合憲性が争われました。
→ 棄却(全員一致・意見付加)

児童の保護を目的とする法律などに関する事件(令和7年12月23日)

児童の保護を目的とする法律や、迷惑防止条例などの適用が争われました。
→ 棄却(全員一致)

国家公務員宿舎の明渡し請求事件(令和8年1月9日)

国有財産である宿舎の明渡請求が認められるかが争われた事件。
→ 棄却(多数意見・意見付加)

国民審査で高須順一が注目される理由

衆院選と同時に行われる国民審査では、有権者が最高裁裁判官の信任・不信任を判断します。

高須氏は、
「民のための法」を重視する姿勢や、
多数意見に流されず反対意見を示す点が注目されています。

まとめ

高須順一氏は、弁護士・大学教授として長年活動し、
民法改正にも深く関わってきた法律の専門家です。

「民(たみ)のための法」を重視する姿勢を持つ裁判官として、
国民審査を機に注目を集めています。

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