鳥山まことの経歴まとめ|『時の家』で芥川賞候補に!創作観まで徹底解説

鳥山まことの経歴まとめ|『時の家』で芥川賞候補に!創作観まで徹底解説

第174回芥川龍之介賞の候補作が発表され、群像8月号掲載の中編小説『時の家』でノミネートされた鳥山まことさんが大きな注目を集めています。

「まだ知らなかった作家」「建築士って本当?」「経歴が気になる!」という読者のために、この記事では

  • 鳥山まことの経歴・プロフィール
  • 建築士×作家という異色の肩書き
  • 芥川賞候補作『時の家』の評価ポイント
  • 受賞歴(野間文芸新人賞・三田文學新人賞)
  • 本人コラムから分かる“創作観”という核心部分

までを総合的にまとめました。

目次

鳥山まことのプロフィール

引用元:X
  • 名前:鳥山 まこと
  • 生年:1992年
  • 出身地:兵庫県宝塚市
  • 在住・活動拠点:兵庫県明石市周辺
  • 職業:作家・一級建築士
  • 所属:京都芸術大学 通信制大学院 文芸領域・非常勤講師
  • 活動開始:2023年〜
  • ジャンル:純文学

建築士としての視点が色濃く作品に影響しており、家や風景、空間表現の精密さが特徴とされています。

鳥山まことの経歴・受賞歴

鳥山さんは、理系バックグラウンドを持ちながら文学で才能を開花させた、新世代の純文学作家です。

  • 2023年
  • 「あるもの」で
    第29回 三田文學新人賞(小説部門)受賞
  • この受賞をきっかけに文芸誌での執筆が本格化
  • 2024年
  • 「欲求アレルギー」(三田文學 春季号)
  • 「アウトライン」(群像 2024年11月号)
  • 2025年
  • 群像に掲載された中編『時の家』が話題に
  • 同作で
    第47回 野間文芸新人賞 受賞
  • さらに
    第174回 芥川龍之介賞候補に選出

デビューから短期間で主要文学賞を次々に獲得しており、“純文学界の新星”と呼ぶにふさわしい存在です。

芥川賞候補作『時の家』とは?

◆ 掲載・受賞の流れ

  • 初出:『群像』2025年8月号
  • 単行本:講談社より刊行
  • 受賞:第47回 野間文芸新人賞
  • 芥川賞候補:第174回 芥川龍之介賞

文芸誌掲載 → 新人賞 → 芥川賞候補という王道ルートを進む、文学的評価の高い一作です。

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◆ テーマ・あらすじ(ネタバレなし)

  • 舞台は“とある家”
  • 主人公が家の細部—床、壁、天井、素材、光の入り方—を描き続ける
  • その空間に刻まれた記憶や痕跡が、少しずつ物語として立ち上がってくる

建築士ならではの空間感覚
文学的な静けさ・余韻が強い評価を得ている作品です。

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本人コラムから分かる“創作観” — 小説は「長い日記」

鳥山まことさんが書いたコラムには、創作の核心が語られています。

◆ 小説を書く理由についての言葉

「存在しない人物の微細な感情をひたすら思考し、存在しない場の風景を書き続ける。
ときどき、私は一体なぜこんなことをしているのだろうと思う。」

「過去の作品を読み返すと、日記を読み漁っているような気持ちになる。」

「人物の言葉、街の風景、物語のテーマの中に、その時の自分が散りばめられている。」

鳥山さんにとって小説は、

→ “嘘をついてもいい、長い時間をかけて書く日記”

という存在であり、
作品にはその時期の自分の考え方や感覚が自然と刻み込まれているのだといいます。

『あるもの』誕生の背景

受賞作「あるもの」は、母親から聞いた“ご老人の曖昧な記憶”が出発点となったそうです。

「『ある』という感覚がぐらりと揺らぐ瞬間を残しておかなければならないと思った。」

VR・ARなど“現実の境界が揺らぐ現代”を背景にした洞察が、鳥山作品の核となっていることもわかります。

ネットの反応

  • 「建築士の芥川賞候補って新しい!」
  • 「『時の家』は静かなのに心に残る作品」
  • 「野間文芸新人賞からの芥川候補、勢いがすごい」

文学読者の間でも関心は急速に拡大中です。

まとめ|建築士と作家、その両方の視点が生む新しい文学

鳥山まことさんは、

  • 兵庫県宝塚市出身の一級建築士
  • 三田文學新人賞 → 野間文芸新人賞 → 芥川賞候補
  • “空間”と“記憶”を紡ぐ独自の世界観を持つ作家

という、今もっとも注目される純文学作家の一人。

建築と文学という異なる領域を橋渡しするような作品は、今後さらに評価が高まることは間違いありません。

芥川賞の行方と、次回作にも期待が寄せられています。

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