2026年の『24時間テレビ49―愛は地球を救う―』のチャリティーマラソンランナーに、女優の星野真里さんが決定しました。
星野さんは、国指定難病「先天性ミオパチー」を患う10歳の長女を育てる母親でもあります。
発表後、SNSやヤフコメでは「星野さんを応援したい」という声がある一方で、「なぜ難病の子を育てる母親を酷暑の中で走らせるのか」「そもそも24時間テレビのマラソンは必要なのか」といった疑問の声も数多く上がりました。
なぜ24時間テレビのマラソンは毎年賛否を呼ぶのでしょうか。
また、星野真里さんがランナーに選ばれた理由とは何だったのでしょうか。
この記事では、近年のランナー選考の傾向やマラソン企画への批判の理由をわかりやすく解説します。
星野真里が24時間テレビのランナーに決定
日本テレビは2026年6月21日、女優の星野真里さんが『24時間テレビ49―愛は地球を救う―』のチャリティーマラソンランナーを務めることを発表しました。
星野さんは2015年に長女を出産し、2024年に長女が国指定難病「先天性ミオパチー」を患っていることを公表しています。
長女は電動車いすや人工呼吸器を使いながら生活しており、星野さんは夫で都議会議員の高野貴裕さんとともに、SNSを通じて家族の日常を発信してきました。
今回のランナー決定について星野さんは、次のような思いを語っています。
「私が走ることで、どうすればもっと優しい世の中になるのかを考えるきっかけになればうれしい」
また、星野さんは社会福祉士の資格も取得しており、障害や福祉について発信を続けていることでも知られています。
星野真里が選ばれた理由は「当事者性」
近年の24時間テレビでは、チャリティーのテーマに関わりのある「当事者」がランナーに選ばれる傾向が強まっています。
2024年は、児童養護施設で過ごした経験を持つやす子さんがランナーを担当しました。
2025年は、弟が児童養護施設で暮らしていた経験を持つSUPER EIGHTの横山裕さんがランナーを務めています。
そして2026年は、難病の娘を育てる星野真里さんが選ばれました。
つまり、近年の24時間テレビでは「有名人だから走る」のではなく、「なぜその人が走るのか」「どんな思いを社会に伝えたいのか」が重視されていると考えられます。
星野さんの場合も、医療的ケア児やその家族が置かれている現状への理解を広げたいという思いが、ランナー起用につながったとみられています。
24時間テレビのマラソンはなぜ批判される?
一方で、チャリティーマラソンそのものに対する批判は年々強くなっています。
ヤフコメでは、「マラソン自体が不要ではないか」という声が非常に多く見られました。
その理由として、主に次のような意見があります。
- 猛暑の中で長距離を走ることは危険
- 感動を演出するための企画に見える
- マラソンとチャリティーの関係が分かりにくい
- 現在はSNSや動画配信など他の発信手段がある
- 番組自体が役割を終えたのではないか
特に近年は猛暑が深刻化しており、「不要不急の外出を控えるよう呼びかけられている時期に、テレビが率先して過酷なマラソンを行うのは矛盾している」という指摘も少なくありません。
「難病の子の母親を走らせるのか」という疑問の声
今回、最も多かった意見が、「難病の子どもを育てる母親をなぜ走らせるのか」という声でした。
マラソン本番だけでなく、事前の練習や体調管理も必要になります。
そのため、「家族への負担が増えるのではないか」「万が一体調を崩したら娘さんへの影響も大きいのではないか」と心配する声が相次いでいます。
一方で、星野さん本人が強い意志を持って挑戦を決断したのであれば、外野が否定するべきではないという意見もありました。
「親として娘のために何かを成し遂げたい気持ちに共感する」「社会にメッセージを伝えたいという思いを応援したい」という声も多く見られています。
マラソンではなく別の方法でも伝えられる?
ヤフコメでは、「難病児や医療的ケア児を取り巻く現状を伝えたいのであれば、マラソン以外の方法でもよいのではないか」という意見も目立ちました。
例えば、次のような提案が挙がっています。
- 当事者家族への密着ドキュメンタリー
- 専門家との対談
- 医療的ケア児の現状を伝える特集企画
- 福祉制度や支援策を紹介する番組構成
確かに、星野さんは社会福祉士の資格も持ち、日頃から発信活動を行っています。
そのため、「走ること」そのものではなく、「伝えること」に重点を置いた企画でも十分な社会的意義があるのではないかという声が出るのも自然な流れと言えそうです。
24時間テレビのマラソンはなぜ続いている?
24時間テレビのチャリティーマラソンは、1992年に間寛平さんが走ったことから始まりました。
以来、番組の看板企画として定着し、ゴールの瞬間や『サライ』の合唱などが恒例となっています。
また、長時間番組である24時間テレビにとって、マラソンは視聴者に継続して見てもらうための大きなコンテンツでもあります。
そのため、賛否がありながらも現在まで続いていると考えられます。
ただし近年は、「感動」だけでは視聴者の共感を得にくくなり、「その人が走る意味」や「社会に何を伝えるのか」がより厳しく問われるようになっています。
まとめ
星野真里さんが24時間テレビのランナーに選ばれた背景には、難病の娘を育てる母親としての経験や、社会福祉への強い思いがありました。
近年の24時間テレビでは、「当事者性」を重視した人選が続いており、今回の起用もその流れに沿ったものと言えます。
一方で、チャリティーマラソンそのものについては、「猛暑の中で行う必要があるのか」「マラソン以外の伝え方はないのか」といった疑問の声も数多く上がっています。
今回の議論から見えてくるのは、星野さん個人への応援と、24時間テレビの企画そのものへの疑問は分けて考えるべきだということではないでしょうか。
今年のチャリティーマラソンが、難病や福祉について考えるきっかけになるのか、それとも企画のあり方そのものが改めて問われることになるのか、注目が集まりそうです。

