ZIP!生成AIアニメはなぜ気持ち悪い?「朝から吐きそう」と批判された理由を解説

ZIP!生成AIアニメはなぜ気持ち悪い?「朝から吐きそう」と批判された理由を解説

日本テレビ系『ZIP!』で放送された生成AIアニメが、SNSやネット上で大きな話題となっています。

視聴者からは「朝から吐きそう」「気持ち悪い」「見ていて違和感がある」といった厳しい声も上がりました。

一方で、「新しい技術として面白い」「今後は当たり前になるのでは」という意見もあり、賛否が分かれています。

なぜ『ZIP!』の生成AIアニメはここまで話題になったのでしょうか。

今回は騒動の経緯や、視聴者から批判の声が上がった理由について詳しく解説します。

目次

ZIP!で放送された生成AIアニメとは?

話題となったのは、2026年5月28日放送の『ZIP!』で公開されたアニメ作品です。

この作品は前日に放送された『有吉の壁』の企画「アニメ化争奪!おもしろキャラクター選手権」から誕生しました。

優勝したのは、お笑いコンビ・きつねが演じた「にぎりん坊や かつお」です。

番組内では、優勝キャラクターが実際にアニメ化されると発表され、多くの視聴者が完成版を楽しみにしていました。

しかし翌日の『ZIP!』で公開された作品は、一般的な手描きアニメやCGアニメではなく、生成AIを活用して制作されたアニメでした。

これが思わぬ波紋を呼ぶことになります。

ZIP!生成AIアニメに「気持ち悪い」の声が続出

放送直後からSNSではさまざまな反応が寄せられました。

AIアニメ普通に気持ち悪すぎて朝から吐きそう

ZIPで絵がAIすぎるアニメやってて朝から体調悪くなった

やめてくれ気持ち悪い

特に多かったのは、映像の質感やキャラクターの動きに対する違和感を指摘する声でした。

一方で「技術の進歩として面白い」「今後はこうした作品も増えるのでは」と肯定的な意見もありましたが、全体としては否定的な反応が目立った印象です。

ZIP!生成AIアニメはなぜ気持ち悪いと言われたのか

AI特有の不自然な動きや質感

最も多く指摘されたのが、生成AI特有の映像表現です。

キャラクターの表情や動きが滑らかすぎたり、逆に一部が不自然に変化したりすることで、違和感を覚える人が少なくありませんでした。

現在の生成AI技術は急速に進化していますが、人間が描くアニメ特有の表現とはまだ異なる部分があります。

そのため、「何かがおかしい」と本能的に感じる視聴者もいたようです。

「不気味の谷現象」が起きた可能性

今回の反応については、「不気味の谷現象」が関係している可能性もあります。

不気味の谷現象とは、人間に近い見た目をしているものの、完全には人間らしくない存在に対して嫌悪感や恐怖を感じる心理現象のことです。

ロボットやCGキャラクターなどでよく知られていますが、生成AIによる映像作品でも同様の現象が起こることがあります。

リアルに近いのにどこか違和感がある――。

そうした感覚が「気持ち悪い」という反応につながった可能性があります。

視聴者が期待した「アニメ」と違った

今回の企画では『有吉の壁』内で「アニメ化」という言葉が使われていました。

そのため、多くの視聴者は手描きアニメや一般的なアニメ作品をイメージしていたと考えられます。

ところが実際に公開されたのは生成AIによる映像作品でした。

そのギャップに戸惑った人も少なくなかったようです。

ヤフーコメントでも「アニメ化と大々的に宣伝した割には期待外れだった」という声が見られました。

SNSやヤフコメでは「手抜き感」を指摘する声も

今回の騒動では、AIそのものを否定する意見ばかりではありませんでした。

ヤフーコメントでは「AIが嫌われる理由は手抜き感が伝わるからではないか」という意見も多く見られました。

あるユーザーは、自社の営業担当者がAIで作成した資料をそのままプレゼンに使用し、内容を十分説明できなかったため取引先の信頼を失ったというエピソードを紹介しています。

そのうえで、「AIを使うこと自体が問題なのではなく、完成度や使い方の問題ではないか」と指摘していました。

今回のアニメについても、「AIを使うならもっとクオリティを高めてほしかった」という声が少なくありませんでした。

AIが人間の仕事を奪うことへの不安も背景にある?

今回の反発には、映像表現だけではない要素も含まれているようです。

コメント欄では「イラストレーターやアニメーターの仕事が減ってしまうのではないか」と心配する声も多く見られました。

実際、近年はテレビ番組のイラストや広告デザインなどでも生成AIの活用が進んでいます。

そのため、一部の視聴者は生成AIコンテンツを見るたびに、人間のクリエイターの仕事が置き換えられていくことへの不安を感じているようです。

また、将来的にAI作品と人間が制作した作品の区別がつかなくなることを懸念する声もありました。

日テレは生成AI活用を進めている

実は日本テレビでは最近、生成AIを使った企画が増えています。

5月24日放送の『Golden SixTONES』では、生成AIによって作られたモンスターを当てる「バグモンクエスト」という企画も放送されました。

こちらもSNSでは賛否が分かれていました。

テレビ業界では制作コスト削減や作業効率向上の観点から生成AIへの期待が高まっています。

しかし今回の騒動を見る限り、視聴者が求めるコンテンツとの間にはまだギャップがあるようです。

まとめ

『ZIP!』で放送された生成AIアニメが「気持ち悪い」と言われた背景には、AI特有の不自然な動きや質感、不気味の谷現象、そして視聴者が期待していたアニメとのギャップがありました。

さらに、AIによる仕事の代替やコンテンツの価値の変化に対する不安も、批判の声につながっていると考えられます。

生成AIは今後さらに進化していくとみられていますが、その一方で視聴者やクリエイターが抱える不安とも向き合う必要がありそうです。

今回の騒動は、生成AIと人間の創作活動がどのように共存していくのかを考えるきっかけになったのかもしれません。

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