【自民党大勝】衆院で3分の2を取ると何ができる?わかりやすく解説

衆院で3分の2を取ると何ができる?自民党大勝で可能になることをわかりやすく解説

第51回衆議院選挙で、自民党が単独で衆議院の3分の2を超える316議席を獲得しました。

「衆院で3分の2」と聞いても、具体的に何ができるのかピンと来ない人も多いのではないでしょうか。

この記事では、衆議院で3分の2を取ると何ができるのか、そしてなぜ「勝ちすぎた」との声が出ているのかについて、仕組みを中心にわかりやすく解説します。

目次

衆院で「3分の2」を取るとはどういう状態?

引用元:X

衆議院の定数は465議席です。
このうち3分の2は310議席にあたります。

今回の選挙で自民党は追加公認を含めて316議席を獲得し、単独でこのラインを超えました。
これは、衆議院において極めて強い影響力を持つ状態であることを意味します。

衆院で3分の2があると何ができる?

① 参議院で否決されても「再可決」が可能

通常、法律案は衆議院と参議院の両方で可決される必要があります。
しかし、参議院で否決された場合でも、衆議院で出席議員の3分の2以上の賛成があれば再可決することができます。

この仕組みにより、衆議院で可決した法案を参議院の反対を乗り越えて成立させることが可能になります。

② 法案成立がスムーズに進みやすくなる

衆議院で3分の2以上の議席を持っている場合、野党との修正協議や調整が最小限で済むケースが増えるとされています。
そのため、政府・与党が掲げる政策は一般的に法案成立までの流れがスムーズになりやすいと考えられています。

一方で、議論が十分に尽くされにくくなるのではないかという指摘もあります。

③ 憲法改正の「発議条件」を満たす可能性がある

憲法改正は、すぐに実現できるものではありません。
まず国会で、改憲案を国民投票にかけるための発議が必要です。

この発議には、衆議院と参議院のそれぞれで3分の2以上の賛成が求められます。
今回の選挙結果により、衆議院ではこの条件を満たした形となりました。

ただし、参議院でも3分の2以上の賛成が必要であり、現時点で憲法改正が決まったわけではありません
あくまで、改憲議論が進みやすくなる可能性がある、という段階です。

なぜ「3分の2は強すぎる」と言われるのか

衆議院には、法律や予算などで参議院よりも強い権限を持つ「衆議院の優越」と呼ばれる仕組みがあります。
そこに3分の2以上の議席が加わると、政治のチェック機能が弱まるのではないかという懸念が出てきます。

今回、自民党内からも「勝ちすぎた」という声が上がった背景には、こうしたバランスへの意識があるとみられます。

過去に衆院で3分の2を超えた政権はある?

衆議院で300議席を超える大勝を収めた例は、過去にも存在します。

その一つが、1986年に中曽根康弘政権のもとで行われた衆参同日選です。この選挙では、自民党が300議席を超える議席を獲得し、大勝として記録されています。

また、2005年には小泉純一郎政権下で、いわゆる「郵政選挙」が行われました。

郵政民営化を最大の争点としたこの選挙で、自民党は296議席を獲得し、当時も「歴史的な大勝」として強い印象を残しました。

しかし、今回の衆院選で自民党が獲得した316議席は、これら過去の大勝と比べても上回る水準となっています。

300議席超えの例はあったものの、単独で衆議院の3分の2を超える議席を獲得したケースは戦後初とされており、その点でも今回の結果は例外的な規模だったといえます。

今回の結果で国民生活にすぐ影響はある?

衆議院で3分の2を獲得したからといって、すぐに国民生活が大きく変わるわけではありません
ただし、今後は政府が進めたい政策が国会で通りやすくなる可能性があります。

どのような法案が提出され、どのような議論が行われるのかを注視していくことが重要です。

まとめ

  • 衆院で3分の2を取ると再可決が可能になる
  • 法案成立がスムーズに進みやすくなる
  • 憲法改正の発議条件を衆院では満たした
  • 一方で、権力集中への懸念も指摘されている

今回の衆院選結果は、日本の政治のあり方に大きな影響を与える可能性があります。
今後の動きを冷静に見ていく必要がありそうです。

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