山本譲司とは何者?逮捕歴を経て25年ぶり国政復帰した「ガチの人」

山本譲司とは何者?逮捕歴を経て25年ぶり国政復帰した「ガチの人」

衆院選で、れいわ新選組が大きく議席を減らす中、比例南関東ブロックで唯一当選し、25年ぶりに国政復帰を果たしたのが山本譲司氏です。

共同代表の大石晃子氏が会見で「私以上に気性が荒い」「ガチの人」と語ったことで、山本譲司とは何者なのか、あらためて注目が集まっています。

山本氏は、かつて国会議員として活動する一方で、秘書給与をめぐる事件により逮捕・服役を経験。その後は更生支援や福祉の現場に身を置き、執筆や講演を通じて社会問題を発信してきました。

この記事では、山本譲司氏の逮捕歴を含むこれまでの経歴と、その後の活動、そしてなぜ今再び国政に復帰したのかについて、わかりやすく整理します。

目次

山本譲司のプロフィールと経歴

  • 生年月日:1962年9月20日
  • 出身:北海道生まれ、佐賀県育ち
  • 学歴:早稲田大学教育学部卒
  • 職業:政治家、ジャーナリスト、訪問介護員
  • 元職:衆議院議員(3期)、東京都議会議員(2期)

菅直人氏の公募秘書を経て政界入りし、東京都議・衆議院議員として活動しました。


山本譲司の逮捕歴とは?何があったのか

2000年、政策秘書給与をめぐる不正受給事件により、
詐欺罪および政治資金規正法違反で逮捕・起訴されました。

  • 衆議院議員を辞職
  • 懲役1年6か月の実刑判決
  • 当時所属していた民主党を除名

政治家としては大きな挫折を経験することになります。


服役体験が人生を変えた|『獄窓記』誕生の背景

服役中、山本氏は刑務所内での体験をもとに、
後に新潮ドキュメント賞を受賞する著書
『獄窓記』 を執筆します。

インタビューでは、次のように語っています。

  • 刑務所の体験を「忘れたい気持ち」と「総括しなければ前に進めない気持ち」の間で書き始めた
  • 獄中で妻とやり取りしていた手紙が、執筆の基礎資料になった
  • 厳しい検閲と字数制限の中で、漢語表現を多用する独特の文体が生まれた

この作品はテレビドラマ化もされ、
「塀の中の現実を社会に伝えた本」として高く評価されました。

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なぜ「ガチの人」と呼ばれるのか|思想と問題意識

山本譲司氏の特徴は、服役体験を社会問題へと昇華させた点にあります。

インタビューでは、刑務所の実態について次のような問題意識を示しています。

  • 刑務所の収容者の多くが、知的障害や発達障害を抱えている現実
  • 軽度障害者ほど社会で孤立しやすく、微罪で逮捕されやすい構造
  • 福祉予算が削られ、結果的に刑務所が「福祉の代替施設」になっている矛盾

「刑務所に入ることより、出た後に社会の居場所がないことの方が不安だ」
という言葉は、出所者支援に力を入れてきた理由を端的に表しています。


出所後の活動|更生支援と制度改革への関与

出所後、山本氏は訪問介護員の資格を取得し、福祉の現場に身を置きました。

さらに、

  • 出所者支援団体の運営
  • PFI刑務所(社会復帰促進センター)の制度設計への関与
  • 厚生労働省・法務省関連の研究・講師活動

など、現場と制度の両面から更生支援に関わる活動を続けています。


なぜ今、国政に戻ったのか

2026年の衆院選では、れいわ新選組が大きく議席を減らす中、
比例南関東ブロックで唯一の当選者となりました。

これは、

  • 過去を含めて評価する支持層
  • 社会的弱者支援を重視するれいわ支持者
  • 実体験に基づく発言力を求める有権者

が一定数存在したことを示しています。


まとめ|山本譲司は「過去を背負い続ける政治家」

  • 逮捕・服役という重い過去を持つ
  • その経験を隠さず、福祉・更生支援に生かしてきた
  • 思想と現場経験を併せ持つ異色の政治家
  • 「ガチの人」と評される理由は、覚悟と一貫性にある

山本譲司氏は、
失敗をなかったことにせず、政治に持ち込んだ稀有な存在と言えるでしょう。

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