古賀茂明とは何者?親中派なの?経歴と“ポスト高市”発言の背景を解説

古賀茂明とは何者?親中派なの?経歴と“ポスト高市”発言の背景を解説

高市早苗首相の“台湾有事”をめぐる発言が波紋を広げています。

そんな中、元経産官僚でAERAコラムニストとして活動する古賀茂明(こが・しげあき)氏が、同誌コラムで「ポスト高市を議論すべきだ」と主張し、ネット上で大きな話題を呼んでいます。

この記事では、古賀氏の経歴や実績、そして今回の発言が注目される理由をわかりやすくまとめます。

目次

古賀茂明のプロフィール

古賀茂明 TV – YouTube
  • 古賀茂明政策ラボ代表
  • 1955年・長崎県生まれ
  • 東京大学法学部卒業
  • 元経済産業省の改革派官僚
  • 産業再生機構執行役員、内閣審議官などを歴任
  • 2011年に退官
  • 2015年までテレビ朝日系「報道ステーション」のコメンテーターとして活動
  • YouTubeチャンネル「古賀茂明TV」を配信中
  • 近著:『分断と凋落の日本』(発行:日刊現代)ほか

特に「改革派官僚」としての知名度が高く、退官後もメディアで積極的に政策提言を行っている人物です。

経済産業省でのキャリア|「改革派官僚」と呼ばれた背景

引用元:YouTubeチャンネル

古賀氏は通商産業省(現・経済産業省)に入省し、以下のような重要部署を経験してきました。

● 産業政策局

企業競争力や産業構造の政策立案に関わる中心部門。

● 通商政策局

通商交渉や国際経済戦略を担い、外務・財務と並ぶ重要部局。

● 電力・エネルギー行政

原発行政や電力自由化に深く関与し、改革色の強い提言を行ってきたことで注目を集めました。

さらに退官後には、

  • 産業再生機構の執行役員
  • 内閣審議官
    を務めるなど、実務と政策の両面で実績を持つ人物です。

AERAコラムでの「ポスト高市を議論すべき」発言とは

今回話題となった発言は、古賀氏がAERAの連載コラムで記したものです。

高市早苗首相の“台湾有事”をめぐる発言について、古賀氏は

「台湾有事をめぐる首相の発言は極めて重大であり、与党内ではポスト高市を真剣に議論すべき段階だ」

と指摘。

このコメントがSNSで拡散され、

  • 「踏み込みすぎでは?」
  • 「いや、専門家として当然の指摘」
  • 「古賀さんらしい厳しい論調」
    など、大きな議論を呼んでいます。

なぜ古賀氏の発言が注目されるのか

① 政策の“中の人”としての知見

経産省で産業・通商・エネルギー政策の中心にいた経験から、政府内の動きを熟知しています。

② AERAコラムニストとしての影響力

政治・経済テーマのコラムは読者層も幅広く、発信内容はニュースサイトやSNSでも引用されやすい立ち位置です。

③ 改革派としての一貫した姿勢

古賀氏は官僚時代から「既得権益に切り込む姿勢」で知られ、退官後も同じスタンスで解説・提言を続けています。

④ メディア・YouTubeでの発信力

「古賀茂明TV」やテレビ出演により、一般層にも知名度が高く、影響力が大きいことも理由のひとつです。

古賀氏は「親中」なのか?

古賀氏について検索すると「親中では?」「中国寄りではないか」という声が見られますが、実際どうなのでしょうか?

● ① 対立より対話を重視する政策スタンス

古賀氏は、日中関係について

  • 軍事衝突を避けるべき
  • 経済面の依存度を踏まえた現実的外交をすべき

という立場を示しています。

この方針が「中国寄り」と受け取られやすく、結果として“親中”とラベリングされやすい状況があります。

今回の高市氏の発言については、

「日本側の発言が緊張を高めている」
という観点から、日本政府の姿勢を批判しており、
「中国を全面擁護」というより “日本側のリスク管理が甘い” という問題提起になっています。

● ② 中国を無批判に支持しているわけではない

一方で、古賀氏は過去に中国の人権問題や強硬姿勢を批判したこともあり、
イデオロギーとして親中である証拠は確認できません。

● ③ 対米追従への批判が誤解を招く

古賀氏は日本外交の“アメリカ依存”に対しても批判的であり、これが
「親米ではない=親中だ」と短絡的に解釈されるケースも見られます。

● ④ 専門家としての“現実派”

総合すると古賀氏は
「親中」でも「反中」でもなく、対話重視の現実派・改革派
と位置づける方が正確です。

ネットの反応

SNSでは今回の発言をめぐって、次のようなさまざまな声が上がっています。

  • 「高市首相への批判としては妥当」
  • 「古賀さんはいつもこの立ち位置だよね」
  • 「高市総理を下ろしてしまったらますます諸問題を先送りすることになるのでは?」

議論が割れつつも、注目度が高いコラムであることは間違いありません。

そもそも高市首相の発言は現行法と国際環境の中で議論可能な範囲にあるのよね なのに中国の反発を理由に首相退陣を求めるのは国家主権と外交戦略の観点から非常に危険だわ

ヤフコメより一部抜粋

さすが古賀さん、今の日本の状況をかなり正確に分析していると思います。

ヤフコメより一部抜粋

話で全て解決出来ればいいですが、そういう訳にはいかないですし、何も抵抗しなければやられ放題です。 最低限の守る力は必要と考えます

ヤフコメより一部抜粋

まとめ

古賀茂明氏は、

  • 東大卒の元経産官僚
  • “改革派”として行政の中心にいた人物
  • AERAのコラムニストとして現在も政策提言を継続
  • 産業再生機構執行役員、内閣審議官など役職経験も豊富
  • YouTubeや書籍でも精力的に発信

という経歴を持つ政策提言者です。

今回のAERAコラムでの「ポスト高市を議論すべき」との主張は、高市首相の“台湾有事”発言の重大性を指摘したもので、専門家としての深い視点から発せられたものと言えるでしょう。

今後も古賀氏のコメントは、政策論争の中で大きな影響を持ち続けると見られます。

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